糖尿病治療としての糖質制限を妨げるもの

糖尿病治療としての、糖質制限は、ネットを中心に、耐糖能が改善されない、対処療法だ、との否定的な見解もあります。

私の体験的実感としては、
HbA1c10程度(私は9.6でしたが)で、腎症など合併症の自覚症状がない場合は、多くに人にとって効率的、効果的に合併症安全圏内(HbA1c7%未満、できれば6%未満)に到達できる方法ではないかと、思っています。
(カロリー制限+運動でも短期間に改善する例もあるようですが、確率論として多くの人の改善が見込めるはず、と考えます。)

なので、私のような糖尿病患者のかたには、、血糖コントロールの方法として、糖質制限、おすすめしたいです。

ですが、、、

ゆりかもめ さんからコメントをいただきました。

私の知っている周りはやはり糖質制限やってませんね。
私と同じ、70歳前後のかた二人へおからパンやおからマフィンなどをお試しに請われて差し上げました。あくまでも頼まれたからで、こっちから試してとは言いません。
結果は二人とも「私には無理、できない」でした。
二人とも糖質制限のことはご存知ないみたいで、インスリンを打ちながら標準治療をしておられます。
やはり高齢者でネットをしない方は病院の治療以外は知ることもできないのです。
それと糖質制限食、買うにしても、自分で作るにしてもネットの情報がなければ私もできなかったと思います。ローソンのブランパンのことさえ知らなかったし。
やはり、ネットをしない高齢者に糖質制限は難しいと思います。

 

最近70台後半の叔母と話をして、同じような言葉を聞きました。叔母は糖尿病ではありませんが知り合いで合併症の方とかインスリン注射している方がいて糖尿病の怖さはある程度知っています。

おから蒸しパンを持っていたので、食べてもらったら、意外とおいしい、言っていました。
私の妻が、最初のころの苦労話、調味料の糖質や、ころもやとろみの小麦粉や片栗粉の糖質の量に気を使ったり代替の工夫をしたりなどの話をしたら、「私にはとてもできない」と感想を言っていました。(奥さんの努力のおかげで糖質制限食を快適に食べることができていることをあらためて実感しつております。)
私が食後の血糖測定していることも(実演して見せてみました)「そんなこと気にして生活するなんで、あんただからできるけど、、、」と言ってました。

 

糖尿病治療としての糖質制限は、知らないからやらない人も多いとは思いますが、

効果はありそうだが、「自分にはできない(できそうにない)」との印象、気持が実行を妨げていることも多いのではないでしょうか。もしそうだとしたらもったいないというか残念ですね。

そんな人のお役にたつかもしれない記事を書いてみようと思います。(続く)

コメント