糖尿人先輩からのコメントーモン吉さん

コメントをいただきながら見逃していました。このブログを作っているワードプレスがスパムコメントと取り扱っていました。糖尿病も初心者ですが、ホームページやブログも初心者です。
モン吉さんすみませんでした。また、長文のコメントをいただきありがとうございました。勝手ながら記事に全文掲載させていただきそのうえで感想を記載します。

モン吉さん本当にありがとうございました。また教えていただけるとありがたいです。

ホリデーさん、初めまして

江部先生のブログより伺いました、モン吉と申します。ホリデーさんも私と同じような感じですね。私は平成19年3月(51歳)糖尿病が発覚致しました。発覚当時Hba1cが10.7、血糖値は399でドクターより「すぐ入院できますか?糖尿病専門医に引き継ぎます」といわれました。「仕事も忙しいし、食事と運動で頑張ります」といって入院は断りました。

すぐに調べて江部先生の本とブログで糖質制限食を知り「これだ!」と思い始めました。当時の専門医も薬も注射もなしを受け入れてくれたので良かったです。結果、半年でHba1cが5.8と正常になり他の数値も正常体重も自然に10キロ減りBMIも22となりました。高かった血圧(160-90)も正常(120-65)になりました。糖尿病専門医は「こんな人は初めてだ!」と大変驚いていました。

モン吉さんの場合、発覚時のデータは私より少し悪いのですが(モン吉さんHbA1c 10.7、血糖値 399、私HbA1c 9.6 血糖値 308)、半年でHbA1cが6を下回るというのが
糖尿病治療としての糖質制限の普通の効果なのかもしれません。私の場合は4か月で6.1でまだ6を下回ってはいませんが。
「糖尿病専門医は「こんな人は初めてだ!」と大変驚いていました。」というのが、カロリー制限+飲み薬の従来型の糖尿病治療の実態なのでしょう。患者のために一刻も早く日本糖尿病学会も糖質制限食を治療の選択肢として認めて欲しいものです。

糖質制限食12年目に入りますが、現在の数値はHba1c:5.6~5.9  クレアチニン:0.75~0.90  シスタンチンC:0.65~0.70 尿中アルブミン(クレアチニン補正値):5~10  空腹時血糖値:110前後 中性脂肪:90~100  LDL:120前後  HDL:80前後という数値で全て正常です。

よく長期安全性がいわれますが、江部先生が16年、私が11年ですから今は、その位までは大丈夫という事ですね。又、糖質制限食は何か特別な薬を飲むのではありませんのでそれによって何か体に蓄積される訳ではないと思います。食べ物の比率を変えるだけですから、長期間でも私は心配していません。長期は短期の積重ねですから、短期で問題なければ長期でも問題ないと思っています。

11年の実績がある先輩がいるというのは大変心強い限りです。
長期の安全性については、安全であると私もそう思いたいですが、私の場合、ご飯や甘いものを食べ続ける習慣があっても大人になってから20年以上健康であったのに糖尿病になったわけですから、糖質制限食も20年、30年で問題が出る可能性がないとは言い切れないと考えています。
ただ、糖尿病患者が20年、30年糖質制限を続けるのと、飲み薬やインスリンを続けるのとどちらがより健康か、どちらがよりリスクが低いのかは糖質制限の安全性に長期のエビデンスがない今の段階でも明らかではないでしょうか。それは以下にあるモン吉さんが教えてくれている高血糖、AGEsによる血管への悪影響にも示されています。

現在のカロリー制限食は、毎日血糖値の乱高下で血管にダメージを与えます。短期的に問題があるから、長期的に合併症という問題が出てくると思います。又、現在のカロリー制限食では、いくら薬を飲んだりインスリンを打っても食後必ず高血糖になり、AGEs(終末糖化産物)が発生します。発生したAGEsの寿命は約10年で、10年間血管壁を壊し続けるといわれています。ですから今日完治したとしても、昨日までにできたAGEsは10年間血管壁を壊し続けますので、10年間は合併症になるリスクが残ります。もし糖質制限食をしたのに合併症になった人は、この事を知らないと思います。糖質制限食は、食後高血糖にならない為、AGEsを発生させない為に早ければ早いほど良いです。

私も糖質制限食を知らなければ、今頃合併症になっていたでしょう。16年前に亡くなった父も糖尿病専門医の指導通り、野菜の量を計ったりご飯やおかずのカロリーを計算したり、とても厳密にやっていましたが結局合併症が出てしまいました。江部先生のブログにも書きましたが、我々糖尿人はまず合併症を防ぐ事これを最優先すべきと思います。それには食後高血糖にならず、AGEsも発生しない糖質制限食が絶対必要です。無理はいけませんが、出来る範囲で頑張っていきましょう。長文になり、失礼致しました。

私が日本糖尿病学会専門医に言われた「必ず合併症になります」というのは脅し文句ではなく事実なのかもしれません。必ず合併症になる治療と、これまでの高血糖の記憶による10年間を過ぎれば合併症の危険がほとんどなくなる治療とどちらが安全なのか、日本糖尿病学会にはそこのところに早く向き合っていただきたいものです。

コメント

  1. モン吉 より:

    ホリデーさん、こんばんは
    記事に取り上げて頂いてありがとうございます。

    コメントを送信する時に、すぐ上に計算の答えの数字を入れる事に気が付かなくて送信した為、何度もエラーになったので恐らく怪しいメールと判断したのでしょうね
    こちらこそ失礼致しました。

    ブログをみさせて頂きましたが、仕事柄素晴らしい分析と対処法で大変参考になります。
    又、特にこれから糖質制限食を始めようとする方にも、大変参考になると思います。

    書込みした中でAGEsですが、緑茶に多く含まれるカテキンが既に発生したAGEs減らすのに有効と言われていますので私は緑茶をよく飲むようにしていますし、少し高いですが、お茶の葉を粉末にしたものもあり、こちらもよく飲みます。
    私みたいにひどい者でも糖質制限食をすれば合併症になりませんので
    ホリデーさんも大丈夫です。

    又、筋トレで糖尿病が完治したというブログを私も見ましたが
    完治はあり得ないと思います。
    なぜかと言いますと、糖尿病を発症した時に人にもよりますがすい臓のベーター細胞が
    30%から40%死滅しているといわれています。糖尿病が治らないのはインスリンを作る
    ベーター細胞が死滅し、死んだ細胞は生き返らないからです。
    筋トレで死滅した細胞が生き返る事は無いと思います。筋トレで筋肉がブドウ糖を取り込み、血糖値を下げるのには有効だと思います。
    ここは早くips細胞で自分のベーター細胞を作れるようにして欲しいですね。

    糖尿病になった時に、ベーター細胞はまだ死滅せず、疲労していてインスリンを
    出せない時なら、糖質制限食や筋トレでベーター細胞を休ませれば元気になり
    完治もあると思います。
    ブログ主はこの状態だったのではないかと思います。
    江部先生のブログでも、糖質制限食をされた方で糖質を普通に摂っても血糖値が上がらず、完治したようだという書込をされた方が、実際に何人かいらっしゃいました。
    また、時々伺いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

    • ホリデー より:

      モン吉さん
      温かいコメントをいただきありがとうございます。
      コメントをいただけるとブログを続ける励みにもなり、また糖尿病との付き合いにも元気をもらえるように感じます。
      今回も記事に取り上げさせていただきます。
      前回の文面でも思いましたが、糖尿人先輩であるだけでなく知識もたくさんお持ちでかつ整理された文面なので私が記事にするよりよほどわかりやすいです。