主体的生き方と他者との関わり

主体的生き方と主体的治療について、前回で終わりのつもりでしたが、またいろいろ考えたので記事にします。

今回は、

主体的生き方と他者との関わり方

です。

私が考える主体的生き方とは、「自分に人生を自分で決めて、決めた結果を自分で引き受ける」生き方です。
自分を振り返ってみると10代から20代前半の大きな選択は、中学校での部活動の選択、大学と専攻の選択、就職先(会社)の選択、が大きな選択でした。

中学校での部活動の選択はもう50年近く前ですが、今現在の自分の大きな影響を及ぼしています。しかしその当時、数十年後の人生に影響を及ぼすような選択をしたつもりもなく、また親など周囲の人間もそんなことは考えもしていなかったはずです。
生きていくうえでの大きな選択は将来に影響を及ぼしますが、将来がどうなるかはわかりません。正解のない選択をしているわけです。そのような選択を繰り返すのだからこそ自分で決めて決めたことに納得していないと後で後悔することになりかねません。

糖尿病宣告を受けた自分が一生付き合う病気とどう付き合うか、自分で納得して決めたいと思います。それが正しいかどうかは将来にならないとわからないことです。

わからない将来に向けて決断し、その結果を引き受けようとする自分の生き方、人生そのものを大切にしたいと思います。病気を抱えてますますそう思うようになりました。

そう考えると、自分以外の人もそれぞれの人生を何らかの決断をし、その結果を自分で引き受けているのだから、それは尊いものだ、大切にしたいものだ、と思います。

他者には他者の生き方、考え方がありそれを大切にしよう、ということです。自分がいつもそうできているということではありません。少しでもそうしたいものだ、ということです。

私は、糖尿病宣告されたその日に江部先生のブログにたどり着き、糖質制限を始めました。最初の2か月間位は糖質制限に関する情報だけを集め学んでいました。そうするとだんだん「糖質制限を認めない日本糖尿学会はけしからん!」という考えになっていたように思います。また、「どうして考えればわかることなのに糖尿病患者が糖質制限をしないのか。」と糖質制限をしていない糖尿病患者に対して否定的になっていたようにも思います。

待てよ、自分の考えが狭く固くなりすぎているのでは、と思うようになったきっかけの一つが「にほんブログ村」へのエントリーです。自分の登録とともにほかの人たちのブログもたまに見るようになり、糖尿病への対処も人それぞれだな、とあたりまえのことに気づかされました。
糖尿病への対処にも、それぞれの事情、それぞれの考えがあり、あるいはそれぞれのこだわりもあり、正しいとか正しくないとか良いとか悪いとか他人が評価するたぐいのことではありません。

他の人のブログを見ていると糖尿病治療についての方法や考え方が私とは異なる人もいます。「こうしたほうがいいんじゃないの」と思うことがないではありません。しかし、糖尿病を抱えるということは決して楽しいことではなく、それに対処しながら生きていこうとしているブログ主の方の言いたいことや考えを理解したい、それもあり、と思いたい、と思うようになってきています。

自分の考えを見直そうと思ったもうひとつのきっかけは、前回も書いた「糖尿病のことは医者に任せた」という態度と思われる2人の糖尿病の知人です。

長くなったので続き「主体的治療と専門家に頼ること」は別の記事にします。

コメント

  1. さくちゃん より:

    今晩はホリデーさん。
    昨日はご返答有り難うございました。

    そうですね 少し遅めの食後の運動をしてみます(^-^)v

    因みに 私のA1cは 6%強で5%台に落ちません(T-T)

    お薬ゎ
    ジャヌビァを飲んでます。

    涼しくなったら 走りますので 5%台に落ちたらいいなぁ~って思ってます。

    また お勉行になるブログを読まさせて下さいな。

    • ホリデー より:

      A1c6%強だと私と同じくらいですね。とてもいいとは言えないけれども悪くはないコントロール状況ですね。

      たまに自転車に乗りたくなるのですが、この暑さで、こらえています。
      これからしばらく暑さも続きそうです。夏の間は外での運動はできませんね。