糖質がやめられないという話

私が糖尿病を糖質制限で対処していることを、知人で知る人が少しづつ増えてきました。

糖尿病で薬を飲んでいる知人から、どんな食事をしているか聞かれたので、簡単に説明をしました。

 

なるほどねえ。でもごはんはやめられないなあ。どうしたものかなあ。

こちらも糖質制限を勧めようと話したわけでもなく、聞かれたから食事の内容を答えただけなので、「そうですか」で終わりました。ご本人は、何とか改善したい、と思っているようではありましたので、お気の毒な感じもしたのですが。

「やめられない」という言葉を聞くと私は瞬間的に自動翻訳してしまいます。

 

もう15年以上前のことになりますが、ある有名な心理カウンセラーと会話したことを思い出します。

その当時、禁煙にチャレンジしながらなかなか成功しなかった私がそれを笑い話にして

「いやー、やめたいと思っているんだけど、やめられないんですよね。禁煙した回数は自慢できるほどたくさんあるんですけど、、、」

と言ったら、そのカウンセラーも、にやっと笑いつつ半ば真顔で

ホリデーさん。それは、やめたいんじゃなくて、やめたくないんですよ。本当にやめたいんならもうやめてますよ。

その時には、笑って終わったのですが、後になって苦々しい気持ちがわいてきました。カウンセラーに対してではなく「やめたいのにやめられない」と言っている自分に対して、です。

また、1.2週間禁煙してすぐにタバコを再開してしまう自分が、ばかばかしくもあり、情けない気持ちにもなりました。

そうか、「私はタバコが吸いたいのだ、やめたくないのだ」と自分で自分に言うことで、何かが変化したように思います。

結果的にその後、禁煙し、今に至ります。

さすがに有名なカウンセラーだけあって、私の性格や心の動きを見透かしていたのかもしれません。

 

「○○をやめられない」という言葉を聞くと、私の耳は「○○を続けたい、やめたくない」に変換してしまいます。

 

「運動を毎日やったほうがいいのだけれどなかなかできない」(これ、私の話です)は、

「運動を毎日はしたくないんです。たまにだったらいいけど」としっかり翻訳して、その後

『で、どうする?』と自問自答します。

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. とむ^^2型糖尿病 より:

    はじめまして ホリデーさん。ヨロ(`・ω・´)スク!

    何時もブログ見てお勉強させてもらってます。

    「○○をやめられない」私も自分に置き換えてみました、

    「ごはんをやめないと」と思えば食べたくて 辛く感じるし(ご飯半年食べてません)
    「運動しなきゃ」と思うと面倒くさくて(運動 食後に筋トレ・ランニング欠かさず続けてます

    いやいやながら続けてて 本心と行動が伴わないから辛く感じるんですね。
    どうしたら辛さが無くなるのかな? ((^┰^))ゞ テヘヘ

    • ホリデー より:

      とむ^^2型糖尿病 さん
      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      微妙なテーマの記事なので、反応はないだろうなあと思っていたので、声mンといただきうれしく思っています。

      半年ご飯を食べず、食後に筋トレ、運動を欠かさない、すごい頑張りですね。頭が下がります。
      きっと血糖コントロールも穂の他の数字もよくなっているのでしょうね。

      それも「辛い」と思いながら続けられるのは、きっといろんな工夫をされたり、続ける(やめない)秘訣をお持ちなのだろうと思います。
      教えてほしいところです。

      とむ^^2型糖尿病さんはうまくやっていらっしゃるわけですが、一般化すると
      「辛い」と思う気持ちもあり、「続けた方がよい、続けたい」という気持ち・考えもあり、どっちもあるのだ、を自覚することが自分をコントロールすることにつながるような気がします。私の場合は、ですが。

  2. とむ^^2型糖尿病 より:

    ホリデーさん。お返事有難うございます。

    臆病な私は 合併症の怖さを考えると糖質制限と運動は面倒くさくても続けずには
    居られないのです。でも、最近『HbA1cが安定してても合併症はおきるのか』調べて
    みました。すると、こんなのが・・ホリデーさんはどう思われますか?

    糖尿病の治療はHbA1cを下げればいいという誤解!!

    ほとんどの糖尿病患者さん、そして医師も「糖尿病の治療はHbA1cを下げることだ」
    と思っていますが、この考えは100%間違っています。
    この考えで治療していると最終的に血液透析になってしまう恐れがあります。
    では、なぜHbA1cを下げることが正しい糖尿病の治療ではないのか、その理由を説明しましょう。
    多くの患者さんは「HbA1cが高い(例えば10%以上)と危ない、合併症が起こる」。
    一方、「HbA1cが低いと(例えば5.1%だと)安心、合併症は起きない」と教えられています。この教えが間違いなのです。
    私のクリニックには本を読んで受診する方が多いです。「牧田先生の本には糖尿病で大切なのはHbA1cの値ではなく合併症のレベルだ」と書いてある。「確かにそうかもしれない。私のステージを調べて欲しい」。
    ある患者さんですが、HbA1cは5.1%でした。血糖コントロールは完璧。しかし、尿アルブミン値(合併症のステージを調べる検査)は6400(18以下が正常です)でした。
    この数値はもう血液透析が必要なレベルです。
    つまり、HbA1cが5.1%でも合併症が進んで血液透析が必要な人がいるという事です。

    • ホリデー より:

      合併症は怖いですよね。
      私も糖質制限を始め、継続する原動力になっています。

      いただいた情報ですが、出典がわかれば教えてください。

  3. apple より:

    おはようございます
    appleです 

    本題とはそれてしまうのですが
    ご相談です

    木曜日に大腸内視鏡検査を受けることになり、月曜日から食事制限が必要になります。

    いつもとは真逆の、
    高糖質、低脂質、低残渣の食事が推奨されています

    ホリデーさんならどのようなものを召し上がりますか?

    因みに昨年まではおかゆを食べて凌いでいました。

    今年からはどうしたものか、思案中です。

    血糖値スパイクを起こさないような
    何かよいメニューがありますでしょうか?

    • ホリデー より:

      appleさん
      定期的な検査なのですか?木曜の検査に月曜から食制限というのは大変ですね。
      詳しい指示内容がわからないので何とも言えませんが、前日はスープだけとかにすると思います。(指示通りにしてかつ糖質は取らない)
      前々日までは、おかゆのかわりに、湯豆腐などにしそうな気がします。
      (豆腐が食べてよいのかしりませんので、無責任な発言ですが)

  4. apple より:

    appleです

    コメントありがとうございます。
    なるほど
    糖質は取らないというスタンスですね
    普段食べている、ナッツや麦ごはん・豆類が食べられないのは なかなかつらいです。
    腸に残りやすいものはダメなのです。(つまり消化の悪いもの・消化のできないもの)

    豆腐は食べても大丈夫です

    40歳過ぎてから2年に一度の頻度で検査しています。
    今回は2日前までは、脂質を利用して緩やかな上昇を目指すことにトライしてみました。

    昨日までは、アボカド・クロワッサン・茹で卵でしのぎました。
    糖質量36 です。
    脂質のおかげでスパイクは起こしませんでしたが、だらだらと高めが続きました。

    今日は、朝食と昼食は白ご飯と茹で卵です(前日はとにかく消化の良いものを少量)
    糖質量 36です。
    ご飯には米酢をかけて、左手で箸を持ち、30分かけて食べました。
    酢の効果とゆっくり食べたおかげか、こちらもスパイクは起こしませんでした。
    が、恒例の食後1時間からのウォーキングをしなかったら、空腹時血糖値にまで下がったのは、おおよそ2時間45分後でした。

    数年ぶりの白いご飯は美味しかったです。

    夕方から、2リットルの下剤を飲み、明日検査に行ってきます。

    • ホリデー より:

      appleさん
      無事検査は終了したでしょうか。お疲れさまでした。

    • しらねのぞるば より:

      > ご飯には米酢をかけて、左手で箸を持ち

      おおお,appleさん 早速実行してみたのですね.私も逆利き手での食事は試してみましたが,それだけだと どうにもストレスが溜まりますね. で,非常に行儀が悪いですが,本を読んだり,ビデオを見たりと,「ながら食」であれば,反対の手でもゆっくりと食事ができました.

      なお,ゆっくり食べると,摂取糖質量の割にはインスリン分泌量は少なくなるようですから(じわじわと 血糖値が上がるので,膵臓はあまり緊急性を感じないのでしょう),食後血糖値が高くならないかわりに,なかなか下がらないという現象はありうると思います.