appleさんから質問をいただきました。
さて、ホリデーさんにご相談なのですが、測定器の保管場所と採決する指について。
また、また、Accu peforma と Aone(←これはAconのことでしょうか?)の測定差についてもコメントをいただきました。
血糖測定器の誤差はやむを得ないとわかっていても悩ましいです。
参考になるかわかりませんが、私の経験から思っていること(測定のノウハウ)を書いてみます。以前の記事とも重複しますが。
血糖測定器の保管場所(寒さの影響)
ここ1か月くらい寒さが増してきたことが影響してか、夜間暖房のついていない部屋に測定器を置いておき、翌朝血糖値を計ると、以上に低い数値がでることがたびたびあったため、取説を読み直しました。
10から60℃の間ならOKとのこと。
室温は15℃くらいなのですが、低温障害かも?と思うようになり、数日前から夜間はペンギンのように測定器を布団の中で温めて眠っています。
一昨年の12月に初めて血糖測定器を購入したので、気温の低さによる測定誤差があるのか最初は気になりました。
確かに低めに出ることがあったような気もします(当初はAconでした)最初は手で温めたりもしてみました。
今はAccu chek peformaのみで、自宅での起床時はほとんど毎日測定しますが問題はなさそうです。
保管場所はもっとも室内では気温が低下すると思われる窓の近くは避けています。
ちなみに我が家の冬の朝の室内の温度は13℃から16℃(石油ファンヒータの表示)程度です。
測定誤差、機種による違い
Accu peforma と Aoneの測定差は以下の通りです。
15,19,4,14,1,20,7,6,21,6,23,32,11,18,18,17,30,16,28,25,11,40,30
平均で16
これだけの回数、2つの測定器で測ること自体大変ですし、数字の差が大きいと困りますね。血糖コントロールが目的なのに、血糖測定自体がストレスになってしまいます。
ところで、この測定は同じ血(1回の採血で二つの機種で測定)でしょうか?血が異なるとそれだけでも誤差は生じるようです。(実際に血糖値も違うこともあり得るのではないかと思っています。素人考えですが)
私の場合は、誤差はありと受け入れる、ふりまわされないように測定は一回、比較的測定のばらつきが少ないと感じたAccu chek peformaに絞りました。センサーの価格が20円切る程度の安さであることも大きな決定要因ですが。
Aconは他の機種に比べて側的結果のばらつきが多かったです。あくまで私の感覚ですが。
現在、自分の想定より10~20のずれは、まあそういうこともある、と考えて再測定はしません。
再測定して都合の良い数字を選択するのもおかしいですし、どのみち多少の測定誤差、体調変化による血糖値の違いはあるのだ、と思うようにしています。
どのみち、数字が高くても低くても特に何かするわけではないですので(食後1時間値が高すぎる場合慌てて運動する、ということもないわけではないですが)
血糖値測定は、あくまで傾向を見て、糖質量や運動の参考にする、中長期的な自分のトレンドを把握することが目的で、一回ごとの値に振り回されないことも大切と思っています。
採血する場所
あと、採血する指ですが、私は冬季は手荒れがひどいので小指しか不可能な状態です。
それが影響しているのかなあとも思ったりします。
その他の指は針を刺すと、血液が滲んでしまい、それを無理やりつけると必ず普段よりも20くらいは高く出ます。
小指しか測定できないのは大変ですね。
指の腹の横
測定の場所は、指の腹以外に
One Touch ULTRA2のユーザーガイドではside of your finger(指の腹の横)で採血すると説明されています。
指の腹ではなく横の部分を使うということですね。
私はここをよく使います。指の腹より痛くないので。
指の背
「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」には以下の説明があります。
一般的な指導とは逆に、指を刺す最良の場所は手の背側になる。図3-1にあるように爪と第1関節の間、あるいは第1関節と第2関節の間(指の付け根を超えない)を刺す。これらの位置の穿刺は、痛みが少なく手掌側で指を刺すよりも血液の流出はよい。手掌側で、指を反復穿刺した後に起きるタコはできないであろう。
指の背側を刺すことが嫌ならば、図3-2に示した掌側を使用する。個人的には、私は図3-1,2に示した場所を全部使う。
私は基本的にはバーンスタイン医師の方法で行っています。
バーンスタイン医師は「両手のすべての指を使う」と言っていますが、私の場合、親指はあまり使いません。皮膚の厚さが違うのかどうも血がうまく出ないのです。穿刺の深さを変えればよいのでしょうが、なんとなく使っていません。
もう一つ、指の背側の第1関節と第2関節の間は使っていません。これもやってみたけれどうまくいかないので。やり方を工夫すれなよいのだとは思いますが。
というわけで、その他の部分(第1関節と爪の間、指の横)を使い、両手の親指以外の指を一日1本使うようにしています。
手のひらと腕
手のひらと腕について、One Touch ULTRA2のユーザーガイドOne Touch ULTRA2のユーザーガイドは、食事や運動の前か2時間以上後に使うように記載してあります。食後の血糖値の変動の測定には使えないということですね。
手のひらは痛みはほとんどないです。江部先生もブログを拝見すると、ご自身てのひらでの採血をされているようです。
手のひらが指と異なるのは、痛みがほとんどないこと、一方で、血の出は良くないことです。採血の工夫(針を指よりは深く刺す)が必要です。
空腹時血糖値と食後血糖値の測定
空腹時血糖値は、上記の部位のどこでもほぼ同じ値になるようです。
appleさんも、空腹時血糖値の測定は指以外を使うことで、小指の負担を減らすことができるといいですね。
食後の血糖値上昇は、指の腹、指の腹の横が正確で、指の背は変化に対して遅れることがある(場所によって違う)ように感じています。
ですから、私は、食後1時間値、2時間値は指の腹、指の腹の横で測定するようにしています。
コメント
apple です
詳しく教えてくださりありがとうございます。
因みに血液はAccuとAcon同じものを使っています。
今晩から刺す場所はいろいろ試してみますね。
appleさん
あくまで私の体験ではありますが、試してみてください。
安定する場所が見つかるといいですね。
私は毎回手のひらで測定しています。
指だと痛みを多少なりとも感じたのと、最初の段階で何度か手のひらと指の測定を同時間にしたのですが、空腹時、食後とも誤差程度の差しか出なかったからです。
手のひらだと痛みはかなりましに感じます。
あとアメリカで認定されているという痛みを感じないランセットを購入しまして、確かに痛みの負担はさらに減りました。
測定器については簡易なので多少の誤差は仕方ないと割り切っていますし、指と手のひらの誤差も少しなら問題ないだろうと思っています。
ホリデーさんおっしゃるように、一回一回に一喜一憂するのでなく、月単位年単位で大きな上がり下がりがないかが大切だと思いますので、測る場所は基本的に自分に無理のない部位でやれば良いのかなと思います。
痛いとやり続けるのが嫌になりますし、手荒れがひどいのに無理すると余計にストレスになりそうですからね。
一番大事なのは無理せず長く続けることだと思いますので、皆さん自分のスタイルを見つけられると良いですね。
タケカンさん
てのひらでも食後で誤差程度ですか。それなら手のひらでもよさそうですね。江部先生も手のひら測定ですし。
痛みを感じないランセット、知りませんでした。便利なものがありますね。
appleです
昨晩と今朝、早速試しましたが、指の背・手のひらともに血液が出にくかったです。
差し方が下手なのだと思います。
うまく血液が出るよう工夫が必要ですね。
面積の広い手のひらが使えれば、毎回刺す場所に迷うことがなくなりそうです。
痛みを感じないランセット、魅力的ですね。
価格的にも魅力的だとありがたいなあ。
とても参考になりました。
ホリデーさん、タカケンさん、ありがとうございました。
こんにちは。
いつも拝見させていただいてます。
チョイ前にこんな事やってたんで
もしご参考になればと思い、勇気を出して貼ってみます。
Aconなんでアレですが….
https://suparou386.blogspot.com/2018/12/blog-post_12.html
https://suparou386.blogspot.com/2018/12/blog-post_14.html
すぱ郎 さん
ブログ、拝見しました。
血糖測定器を冷やすとこんなに高血糖に表示されるんですね。
説明書を見ていないので不確かですが、10から60℃というのは故障しないで動作出来る温度として書かれているだけで、安定動作するのは常温(25℃)から+-5℃程度ではないかと思います。
なおさん
コメント、ありがとうございます。
ホリデーさんはじめまして。自分はaccu chek nano使ってますが、病院の血液検査と比べてかなりの誤差はありますか?
また、この機種が検査値に近かったというのを教えて頂けてたら有り難いです。
カメさん
はじめまして。
機種間の比較や誤差は、過去記事血糖測定器の誤差、測定結果比較をご覧いただけますか。
あくまで私の使用感ですが。