最近本業が忙しく、加えて風邪気味でブログ更新をなかなかできておりません。風邪をひくと血糖値にも影響があって血糖値の数値にハラハラしている毎日です。
ブログの更新をしていなくても、血糖測定に関連した質問やコメントをいただくことがあるので、血糖測定の必要性について今思っていることを記事にしてみました。
初めに―私の血糖値測定の実績
一昨年11月に糖尿病発覚、すぐに糖質制限を開始
2週間後くらいに血糖測定器を注文
その2週間後(12月半ば)位から血糖測定開始
慣れて、本格的に(毎日約10回、月に20~25日程度)血糖測定を開始したのが2月の半ばすぎ
以後、だいたいこのペースを継続中。
血糖測定器は興味本位もあり、4種類購入し試してうえで、現在は1つの機種に落ち着く。
*以下は、この程度の血糖測定の実績の人間が考えていることです。
2型糖尿病患者に血糖測定は必須か
私が血糖測定を始めたのは、カーボカウントを応用して血糖測定をすることで糖尿病に対処されていたカステーラさんのブログを読んだことがきっかけです。
また、その中で紹介されていた「糖尿病は薬なしで治せる(渡邊昌」を読んでさらになるほどそうだと思いました。
そこて言われていることをまとめると、
カーボカウントの考え方とは、糖質摂取と血糖値上昇、運動の血糖値上昇抑制を把握することで、摂取する(できる)糖質量のコントロールし、食後血糖値のコントロールが可能
血糖コントロールのためには、自分の血糖値の変化(食事と血糖値上昇、運動と血糖コントロール効果など)を把握することが大切。
私は、実際に血糖値測定をしてその効果を実感しています。
しかし、糖尿病患者の血糖コントロールに血糖値測定が絶対必要かというとそうでもないと思っています。
その根拠は
・糖質制限を10年以上続け、血糖コントロールができ耐糖能も改善しているモン吉さんは、自己血糖測定をしていない(N=1のケースについて、例外であるとするか、自説を裏付けるデータとするかは、個人の主観です。私の主観として、自己血糖測定しないという方法もあるのだ、と思ったということです)
・世の中の2型糖尿病患者のほとんどは血糖値測定をしていない。かつそれで血糖コントロールできている人もいる
・そもそも、血糖値測定しても血糖値は下がらない。だから自己血糖測定は血糖コントロールの補助方法であって、補助方法であれば他の方法に代替できる可能性ありと考えるのが普通。
などです。
例えば、食事療法を行い、有酸素運動や無酸素運動を行い、薬を飲み、定期的に検査しHbA1cを確認するだけでも、血糖コントロールは可能、ということだと思います。
では、なぜ私は自己血糖を続けているのか、実感している効果について書いてみます。
1年の血糖値測定で感じる効果
食事の糖質量管理
① 摂取できる糖質量の把握
摂取する糖質量と血糖利上昇の関係が把握できるので、摂取できる糖質量が把握出来ます。
ちなみに私の場合は、糖質1gにつき血糖値3上がるバーンスタイン医師の指摘通りの上昇です。
② 外食に含まれる糖質量の把握
外食の機会が多く、喪失量の少なそうなおかずだけ食べることがあります。食後血糖値が想定外に上がることもあり、それを繰り返すうちに料理に含まれている糖質量の把握ができるようになってきました。煮物などの調味料、ドレッシング、練り物など、意外と糖質量が多いことがあります。魚や肉は大丈夫と思っても煮てあると味付けに糖分が含まれていることが血糖あったり、という具合です。
③ 朝食の高血糖の把握
私の場合(多分多くの2型糖尿病患者の場合)、朝食後は、糖質量から推定される血糖値を超えた血糖値上昇があります。ですから、朝食では糖質量は昼食、夕食よりもさらに控えめにします。
④ 糖質量以外の要素の影響の把握
糖質だけ取るとピーク時間は早め、糖質と脂質を合わせて取るとピーク時間が遅れる、ピーク値も低め、下がりきるまでに時間が長め、など、様々なことが自分のこととして把握できます。
⑤ 自分の耐糖能の変化の把握
じ糖質量で同じ世に血糖値が上昇していたのが、上昇がわずかですが少なくなっているような、そんな変化を発見することができます。
⑥巷の情報に惑わされなくなる
こうやって書いてみると、ほとんどは代替手段があります。
②は料理をする人なら考えられるでしょう
③はバーンスタイン医師の書籍に明確に記載されています。
④もたくさんの情報がすでにあります。
⑤は、2,3か月に一度のHbA1c検査でも把握できるでしょう。
⑥は、必ずしも必要ではないかもしれませんが、これだけいろいろな情報が飛びかうと役に立っています。
例えば、「茶色い炭水化物が良い」と言われても、私の場合に、血糖値上昇の点では白でも茶でも変わらないことは知っていますから、私の血糖コントロールには関係のない話だ、と判断できる、ということです。
GI値もそうです。(私の場合、糖質の絶対量を見る方が実際的です)
以前、セブンイレブンの「こだわりたまごのサンド」が血糖値が上がらないという情報をいただいて実験しました。
そのときも「多分血糖値は糖質量に応じて上がるだろう、効果があるとしたら上昇が遅れてピーク値が少しは低い可能性がある」というかなりの確信ある仮説をもちましたし、実際その通りでした。
総合すると、食事の糖質量管理のための血糖値測定は絶対に必要とまでは言えないが、自分のパターンの把握による細かい管理や自分の血糖値について把握出来ているという感覚、のために有効ということになるのでしょうか。
加えて、自分の食後血糖値のピークがどの程度なのか、は知っておいた方が良いのではないかと私は思います。それだけでも自己血糖測定の意味があるのではないでしょうか。
食後のピークの血糖値や血糖値の変動幅を把握した方が良い、というのは、
・それが合併症の原因である可能性が高いという説を信じるから
・コントロール可能と思うから
です。
ひょっとしたら、食後のピーク値や血糖値の変動幅より、空腹時血糖値の高さが合併症の原因のかもしれません。もしそうなら私は違う方向の努力をしていることになります。、、、、
(、糖尿病は、そもそも原因も解明されていない病気、治せない病気(=医学が真実を解明できていない病気)で、それに糖尿病患者は対処しないといけない、医学や世間で言われていることが正しいとは限らない、を前提にせざるを得ない、そんなふうにに感じています)
話が脱線してしまいました。
この記事続き(書こうと思っている項目)があるのですが、長くなってきたのでまた別の記事にします。
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