糖尿病発覚一年を経過し、HbA1c5.9になりました。悪い状態ではなくなりましたが、とてもよいと言える状態でもありません。今後の自分自身の治療方針を考える前にこれまでの振り返ってみました。
最初の1か月:危機突破期(HbA1c9.6→8.6)
糖尿病発覚した日のネット検索で、合併症の不安が高まり(血糖値300超え、HbA1c9.6では、今日にも合併症を発症するかもしれない、と思いました)、これはなんとかせねばと焦りました。やれることはやってみようと始めたのが糖質制限です。私は片目の視力がほとんどないため、もしもう一方の視力も失ったら、、、、という恐怖心に駆り立てられました。
その時に考えたのは、蛋白質や脂質の取りすぎで問題が生じるかもしれないが、それよりますが血糖値を下げることだ、どのみち定期的に検査するのだから、数値が悪かったらや糖質制限をやめればよい、と考えました。
カロリー不足で失敗することが怖くて、オリーブオイルなどの油を飲んでいました。食事の工夫ができていないままにやみくもに糖質制限を始めたからでもあります。
この時点で、体調の変化の自覚はありません。
糖質制限を続けることができた理由は2つあります。
・ひとつは合併症の恐怖心です。何とかHbA1cが7%以下になってほしいと思っていました。
・もう一つは、糖質制限開始直後(約1週間後)に糖尿病専門医のクリニックを受診し、血糖値が下がっていたことが自信につながりました。
発覚時 血糖値308(朝食後1.5時間)
1週間後 血糖値158(朝食後1.5時間)
*糖尿病治療として糖質制限を始める際に、血糖値測定を行うことは、効果を確かめるために有効な方法でお勧めします。
血糖測定を始めますが、慣れないうちは血の出し方は少なくてエラーになったり結構大変だと感じていました。また、食後2時間値を測ればよい(2時間値がピークと思っていた)、それが180以下ならよいという甘い基準だったため、糖質量も30~40g/食程度とることもしばしばでした。(かなりの頻度でピークは200超えしていたと思われます)
2か月目からの3か月:血糖改善期(HbA1c8.6→6.1)
1か月目の受診で、HbA1cは9.6から8.6に下がりました。江部先生のブログの事例から7%を期待していたので(スーパー糖質制限で1か月で2%近い改善のケースが多いと思ったので)ちょっとがっかりでした。
一方で、体調の変化を自覚しました。糖尿病発覚直前は、「寝ても寝ても眠い+夜中に必ず目が覚める」だったのが、朝まで目が覚めない日があるようになりました。と同時に、日中の眠気がへり、家にいるときに昼寝をしなくても過ごせるようになってきました。
喉の渇きも減ったように思います。ただこれは糖尿病発覚前もそれほど強く感じていたわけではないので、少しの違いです。
このような体調の変化に加え、毎月HbA1c が下がるので、治療に対する意欲は高かったです。一日1回、朝食後か昼食後に、30分のウオーキングをしていました。
食事にもどんどん慣れ、新たな食事のパターンがだんだんできてきた=糖質制限食が日常化しつつあり、外食以外は糖質制限が苦にならなくなりました。主食はローソンブランパンで、トーストにしたり、ハムとチーズをのせてピザトーストふうにしたりしていました。
血糖測定も慣れるとともに、自分のピーク時間も概ね把握でき、運動や食事と血糖上昇のパターンもだんだん把握できてきました
5か月目からの4か月:停滞期Ⅰ(気が緩む)(HbA1c6.1→6.0)
Hba1cが6まで下がって、合併症のリスクがかなり減ったと思いました。
それまで必死にやっていた食後の運動について、バカバカしい、と感じるようにもなりました。食事にも慣れて糖質量のコントロールもできるようになってきたので、食後の運動で30血糖値を下げるならあと10g糖質を取らなければ同じではないか、と思うようになり、運動をだんだんしなくなりました。糖質量は10~15ℊ/食程度で美味しく食事できるようになっていたので、運動をしないで糖質量を減らすほうが快適、と思いました。
9か月目からの4か月:停滞期Ⅱ(方針がぶれる)(HbA1c6.0→5.9)
6月に整体師から、「筋肉がスカスカ」と言われたことにショックを受け、できる運動を継続しようと思い直しました。6月から9月までは自重の筋トレ、9月末からインターバルトレーニングに変更しました。(高強度、と言えるほどのものではありません)。毎日5分程度なので今のところ継続できています。ただし、週1,2回は休息日にして実施していません。
これまでインスリン分泌不足と思っていましたが、9月にクリニック受診で、インスリン抵抗性あり、の検査結果が出て、インスリン抵抗性の改善を意識するようになりました。インターバルトレーニングを始めたのもそのためです。その墓、たまたま9月末の旅行で体重が2kg減ったので、それを維持するように意識しています。と言って体重維持のために何かしているわけではありません。
インスリン抵抗性対策として間欠的ファスティング、薬などを候補として考えています。
食事はおから蒸しパンが主食に加わって美味しさと バリエーションが増えました。おから蒸しパンのパターンももっと増やしたいものです。
厳しい脂質制限、プラントベースのホールフーズが糖尿病で糖尿病が完治するとの情報を知って、大いに戸惑い、悩むようになりました。糖質制限とは対極、相いれない食事法ですから、何が正しいのか、迷っています。
コメント
ホリデーさん、こんばんは
この1年でホリデーさんも素晴らしい改善ですね
書込まれたなかに、以前から片目の視力がほとんどないとありとてもビックリしました。検診でもう片方は異常なしで良かったですね
糖尿病の合併症で目にくると怖いので、私も年に一度は検診に行っています。
もし目に異常がでれば、深作眼科をお奨め致します。横浜と六本木にあります。
深作先生は江部先生のお知り合いで、世界的なスーパードクターです、本も数冊出されています。
実は私も目については、10年近く前に右目が網膜裂孔になり、レーザー治療を受けました(地元の病院で)
これは糖尿病とは関係なく、原因は目の中にはゼラチンが一杯詰まっているのですが、年齢と共にゼラチンが減っていき、網膜とゼラチンの間に隙間ができていくのですが、網膜とゼラチンが離れる時に、ゼラチンが網膜を引っ張って破れることがあるそうです。これは年齢と共に誰しもおこる可能性があるとの事です。
症状としては、破れる時に閃光が見えます。夕飯の後、食器洗いは私の役目ですが、食器を洗っていて、テレビを見るのに振り返ったところ、2回イナズマのような光が見えました。
翌朝起きると、目の前に黒いススのようなものが沢山見えました。
おかしいと思い病院へ行くと、網膜が破れていて網膜剥離になるといけないので、すぐにレーザー治療が必要という事で、レーザー治療を受けました。
お陰様で現在視力は左右とも1.5あります。40過ぎは左右0.6位で緩いメガネをかけていましたが、糖尿病で糖質制限を始めてから視力がどんどん良くなりましたので、私の場合は糖質制限の効果ではないかと思っています。
モン吉さん
目は20代の時に視力がほぼなくなって、しかし光は入るのでメガネは視力に合わせねばならずそれが結構厄介です。
スポーツ大好き人間がスポーツをしなくなった原因でもあります。片目だと遠近がわからず球技は無理ですし。
片目は死守したいものです。
視力がよくなったというのはうらやましいです。
モン吉さんの体に糖質制限があっているのでしょうね。