糖尿病治療に効果があるはずなのに運動が続かない

糖尿病治療の基本は、食事と運動です。

糖尿病患者のブログには、食事療法や実際の食事について書いてあったり、食事の画像が掲載されていいるものが多いように思います。
(その情報にずいぶん助けられています)

運動についてメインに書いているのは少数派ですね。このブログでも運動に関する記述量は少ないと思います。
どうしてなのでしょうね。

ハリーのストーリー
 ハリーは60才で、5年前から2型糖尿病にかかっています。・・・(中略)・・・いつの日か運動を始めようと自分自身に言い聞かせてきました。残念ながら、その日はまだ来ていません。主治医がインスリン療法を始めたとき、とうとうハリーは本気になりました。主治医の勧めに従って、エルゴメーターを買い、真剣に乗り始めました。・・・(中略)・・・短期間で血糖値は下がり始め、体重も減り始めると、毎日がより活気に満ちてきました。
 ハリーはついに運動する喜びを見つけたのですが、数か月を過ぎたころから興奮はしぼみ始めました。・・・(中略)・・・毎日エルゴメーターに乗ることがだんだんと退屈なものになっていきました。・・・(中略)・・・退屈さが増すにつれて、トレーニングはますます耐えられないものになり、エルゴメーターに乗らない口実を一生懸命探すようになりました。やがて1週間のうちほんの、2,3回しか乗らなくなり、そして全く乗らなくなりました。・・・(後略)・・・
(「糖尿病バーンアウト」より)

 

他人事とは思えない話です。

私も、糖尿病発覚から数か月食後の散歩を1日1回は行っていましたが、HbA1cが6程度になってから安心してやめてしましました。

食事で糖質を取らなければ散歩しなくてもいい、面倒だ、時間がもったいないこと、楽しくない、効果がない、など理由(口実)はたくさんあります。

ずっと継続していたら、インスリン抵抗性は今より改善されていたかもしれません。

私にとっては運動は始めることよりも続けることのほうが難しい課題のようです。

私の糖尿病治療の課題の一つであるインスリン抵抗性の改善には、運動の効果が期待できます。

食事で脂質を取らないこともインスリン抵抗性の改善には効果がありそうな気がしますが、食後高血糖のリスクを取る気にならないので、やはり運動が第1選択肢です。

どうやって運動を続けるのか、「糖尿病バーンアウト」にも7つの対策が書いてありますが、まあそれはそうだろうけろど、、、という感じです。

「糖尿病バーンアウト」の第一の対策は、

愉快で楽しめる、またはやりがいのある運動を探す 

です。

これははもっともですが、それができない、探しても見つからないから、運動が続かないので、私にはあまり効果的な対策には思えません。

自分なりの対策を考えて実行するしかないのでしょうね。

糖尿病治療の基本は、食事と運動ですが、運動については、「やったほうがいいけどやりたくないなあ」と思う気持ちがあります。

ほかの人のブログを見て、さぼっている自分を感じるので見たくない、そんな心理が働きます。

だから、”運動系”ブログは見る人が少ない、結果的に書く人も少ない、といことなのでしょうか。

そもそも、「治療のためにやらないといけない」ではなかなか続かないような気がします。

食事もそうなんでしょうね。私の場合食事は外食以外は苦痛がないので、「治療としてやらなくてはいけない」ではなく、あたり前に自分の食事パターンとして食べているから続いているのかもしれません。

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