食後の散歩で血糖値が上がる?

前の記事で、食後の30分散歩で血糖値が高くなったことを書きました。

その時は推定糖質量40g 食後2時間値 210

私の場合、40gの糖質量で食後に運動をしない場合、血糖値は160~200程度まで上昇するのが普通です。食後に30分の散歩をするとピークの血糖値は140台で収まるはずです(もっと低いことも多いです)

もう一度同じように試してみました。

前回今回想定値
散歩30分散歩あり散歩なし
糖質量約40g約40g約40g約40g
1.0時間値195
1.5時間値178210145180
2.0時間値210176
2.5時間値167

前回も今回も食後の散歩の血糖値抑制効果なしです。散歩しないよりも血糖値が上がっているような気もします。なぜこんなことが起こったのでしょうか。
(ちなみにこの記事を書いている本日、朝食の糖質量約30g その後40分の散歩で1.5時間値は106でした)

前回と今回に共通していて、かつ散歩の血糖値抑制効果があるときと異なると思われるのは2点です。

1 食事時間が10分(時間的余裕がない中で食後の散歩時間を確保しようとしたため)
2 散歩の最初の10分は30~1分の駆け足を何度か行い、息を上げるようにした。

このことが原因ではないかと思われます。
つまり、食後血糖値が上がらないうちにやや強めの運動を行ったことにより何らかのことが体内で起こったためではないかと思います。
たとえば、、、体にエネルギーを供給するために糖新生が起こって血糖値が上昇した。加えて運動により消化が遅れて消化による血糖値上昇が遅れて行われた、、など

やや古いですが(2010年12月24日)、江部先生のブログに食後のウォーキングの効果に関する記事を見つけました。

食後30分の30分間の運動で、どのくらい血糖値の上昇が防げるかを、高雄病院で8人の糖尿病患者さんにお願いして実験してみたことがあります。
その結果は、非常に個人差が大きかったです。
60分値は改善しても、90分値、120分値は再び上昇というパターンの人もおられました。

食後の運動効果も人それぞれ、という事なのでしょう。

自分の生活パターンの中での効果的な血糖コントロール方法を見つけることが肝要ということでしょうか。
そのためには自己血糖測定が必要ですね。

今回記事にしたパターンの血糖値上昇を防ぐために、仕事などで食事やその後の散歩の時間をゆっくり取れないときは、糖質量を少なくする、をより意識することにしようと思います。

ローソンの低糖質パンの出番です。
最近は無印良品もよですね。添加物はあるのでしょうが賞味期限が長めなので買い置きして仕事に持参するのに便利です。
糖質制限、ずいぶんやりやすくなってきました。

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