東北大大学院農学研究科の都築毅准教授の研究グループの実験によれば、極端な糖質制限を行ったマウスは、標準的なえさを与えたマウスより
・寿命が短い
・記憶力が半分程度になる
という結果が出たそうです。
ドクターシミズのひとりごとでは、「まだネズミと人間の違いがわからないのでしょうか?」というタイトルで取り上げています。
江部先生のブログでも、質問コメントへの回答というかたちで取り上げています。
発表内容の詳細はわかりませんが、私が面白いなあと思ったのは、
糖質制限は手軽なダイエット法としても人気があるが、都築准教授は「専門家の管理下で行うべきだ」と警鐘を鳴らしている。
と記述されている点です。
どこがおもしろいかというと、
寿命が短く、記憶力が半分に低下するのであれば、結論は
長期的な実施はやらない方がよい、
ならわかるのですが、
「専門家の管理下で行うべきだ」
は、論理に飛躍があるというか、実験の結果からは直接的には導き出せない結論であると感じます。
この実験結果は、日本栄養・食糧学会で発表されるとのことですが、この学会の会長は、糖質制限反対派で、昨年の第61回日本糖尿病学会年次学術集会の会長も務められている宇都宮 一典氏。
何らか配慮とか意図・思惑があることを想像してしまいます。
何の根拠もない妄想に近い想像です。
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