食材によって血糖値の上昇が異なる?

「からあげで血糖値が上がる?」に、アップルさんからコメントをいただきました。

さて、唐揚げで162ということですが、私の場合、でんぷん質+液体の油 の組み合わせだと、糖質量が少なくても、思いのほか上がります。

つまり、小麦粉や片栗粉を付けた揚げ物は予想以上に上がるということになります。
天ぷら、唐揚げ、フライなどですね。

これは初めての情報です。貴重な情報をいただいたので、このブログをご覧の方の参考になるかも、と記事にしました。
でんぷん質+液体の油だと、糖質の吸収が良いのでしょうか。そういうこともあるかもしれません。

私は、これまで血糖値上昇は糖質の絶対量によって決まると思っていました。自己血糖測定の結果からの推測ですが、考えてみれば15g/食が最大値の目標ですから、その程度の糖質量では食品による違いを把握できなかったのかもしれません。

糖質の絶対量を気にしているので、鶏のから揚げやてんぷらは、家で作ってもらうときは衣は大豆粉を使ってもらっています。小麦粉の衣の時には衣は取り除いて食べていました。

外食で、他の人と同席して衣を取り除くことができないときは、食べるのは1個だけにする、というように気を付けて来ました。(ほかの人と一緒に外食で提供された食事をいただく場合が多いので、15g/食をキープすることはかなりストレスになっていたのも事実です)

最近は、外食で提供される場合は割り切って昼食は食べないという選択をするようになったので、ストレスはずいぶん減りましたが。

ここのところ、ある程度の糖質をとっても200超えしないことがわかってきたので、唐揚げの衣くらいはまあいいか、と沢山食べてしまった結果が、「からあげで血糖値が上がる?」の記事でした。

天ぷらは年越しそばのみ、お楽しみです。
フライは子供の分のみ
唐揚げはオーブンで焼くタイプにしています

特に片栗粉・米粉のほうが小麦粉より上がりやすいような気がします。
麻婆豆腐のとろみづけは2回に1回はやめています。

あっぷるさんもいろいろ工夫されていますね。

我が家の麻婆豆腐は、片栗粉ほとんどなしのスープ麻婆豆腐です。

片栗粉は、私も血糖値上昇しやすいと感じています。
外食の昼食で、とろみのある中華スープとか、八宝菜とか、野菜の糖質より血糖値上昇が大きいような気がしています。片栗粉の糖質量を正確に測定してはいませんが。

液体の油 としたのは、
ナッツやアボカドの場合は、食物繊維があるためか、このような感じにはならず、比較的安心して食べられます。

なるほど、脂質でも液体と固体では違うのですね。消化の仕方が違うのかもしれませんね。

魚の粗汁が好きでよく作るのですが、ピークが食後2時間くらいにずれるような気がします。
あとは、ココナッツミルクを使ったスープカレーも、粗汁と似たような感じになります。

魚の粗汁は、脂質もかなり含まれるのでしょうね。よい脂質でしょうから、糖質制限にはお勧めかもしれませんね。私も好きです。

他に、食材の調理法で以外に上がってしまうのが、
加熱キャベツとトマトです。
生なら大丈夫なのですが、加熱して甘味が増したキャベツや、トマト煮などは確実にいつもより高くなります。

ロールキャベツは好きでよく食べますが、含まれる糖質通りの上昇という認識でした。ロールキャベツだけを食べる実験をしたわけではありませんので、ロールキャベツ1個か2個の場合想定通りの上がり方だったということです。

トマトは、ミニトマトは3個まで、トマトソースは可能な限り避けることにしています。糖質、高そうな気がするので。

GI値には関心がありませんでしたが、食品によって同じ糖質量でも血糖値上昇は違うようですね。最近そのことに気づき始めたところですが、ちょうど良いタイミングでアップルさんから情報をいただきました。

記事にしてみて改めて、15g/食をキープするのに、私の場合、奥さんの全面的サポートがあってやってこれたのだと感じています。もちろん、自分もかなり努力はしてきたと思いますが。

慣れというのは恐ろしいもので、どんどん努力が不要になってきます。

糖質制限の食材や調理法も少しずつマスターし選択肢も増えているので、今後も楽になることはあっても苦しくはならないと思います。(そう期待しています)

コメント

  1. すぱ郎 より:

    いつも大変参考になる記事をありがとうございます。
    鶏の唐揚げに関しまして私も好物という事もあり大変興味深かったです。
    衣の炭水化物によるグルコース上昇に加え、鶏肉のタンパク質によるグルカゴンの分泌、油の遅延効果も相まって、糖質を控えている身としては以外と上がり易い食品なのかもしれません。昔やったテスト(https://suparou386.blogspot.com/2019/02/blog-post_7.html)では、加熱したお肉オンリーでも結構上がりましたので気をつけたいです。
    ありがとうございました。

    • ホリデー より:

      すぱ郎さん
      コメントありがとうございます。
      すぱ郎さんのテストは、着眼点もそうですがやり方が徹底されていて(体をはっている、というのかおなかをはっているというのか)感心しつつ勉強させてもらっています。
      またコメントください。よろしくお願いします。

  2. apple より:

    appleです

    ホリデーさん、早速記事にしてくださり、ありがとうございます。

    タンパク質の血糖値上昇には、AGEの大小も関係するのかな?とふと思いました。
    (素人の妄想ですが)

    AGEは高温調理で増えますから、揚げ物・グリルという調理法だとかなり増えますよね。

    蒸す・茹でる・煮るといった調理法なら、同じタンパク質量でも血糖値上昇幅はいくらか抑えられるかもしれません。

    という期待をこめて、
    私が一番多く取っているタンパク質源=鶏の胸肉は、蒸し鶏風に調理しています。

    調理方法は簡単で
    沸騰した たっぷりのお湯の中に、
    塩レモンまたは塩(調味)・砂糖(保水性のため)・ローリエ(香りづけ)
    をいれ、鶏むね肉を投入、火を止め、余熱調理です。
    完全に冷めたら、煮汁ごと冷蔵庫に保存

    琺瑯やステンレス容器にいれておけば、一週間ぐらいは平気です。

    作り置きしておけば、おかずがピンチの時にも瞬時に用意できて一挙両得メニューです。

    • ホリデー より:

      appleさん
      蒸す、というのは、AGE対策としてはとてもよさそうですね。
      私は食べ物からとるAGEはあまり気にせず食べていますが、考え直した方がいいのかも、そんな風に思いました