インスリン抵抗性指標、HOMA-IR、HOMA-R とも表記されるようです。(私は同じものと理解しましたが、違っていたら誰か指摘してください。)
さて、私の空腹時血糖値とインスリン分泌からは、インスリン分泌(HOMA-β)は正常で(但し正常値の低いところですから十二分とは言えませんが)、インスリン抵抗性あり、です。
なお、このインスリン抵抗性(HOMA-IR)は、あくまで空腹時血糖値と空腹時インスリン分泌から算出されたものですから
・インスリン抵抗性そのものを測定したものではない(空腹時血糖値が140以上だと信頼度が高い)
・あくまでも空腹時のデータで、食後血糖値に影響する追加インスリン分泌を測定したものではない
です。
私のデータを再掲します。
HOMA-R 2.6(1.6以下で正常、2.5以上でインスリン抵抗性あり)
HOMA-B 43.5(正常値:40-60)
自分はインスリン分泌が足りないと思い込んでいたので驚いたのですが、改めて考えてみました。
糖質の取らなすぎの問題
糖質制限をしていると、耐糖能が下がるという話があります。最近何度か記事にもしました。
この説に従うと、糖質を取って膵臓を働かせたほうがよい、ということになります。
糖質の取りすぎの問題
反対に糖質を取りすぎていると、膵臓に負荷がかかりすぎて膵臓が弱るといわれています。これが2型糖尿病の原因の一つともいわれていますし、2型糖尿病患者がSU薬でインスリンを分泌させ膵臓に負荷をかけすぎると更に膵臓が悪くなりインスリン注射のお世話になることになる、という話もあります。
糖質摂取の適量
まとめると、その人の体(特に膵臓)の力に合った糖質摂取(多すぎもせず少なすぎもせず)がよいといえそうです。(糖質制限で耐糖能が下がる話をうのみにしているわけではないのですが)
問題は、その人にとっての等質摂取の適量はどの程度か、という話です。
私の糖質摂取量
私の場合は空腹時のインスリン分泌(≒基礎分泌)は正常ですから、耐糖能が悪くなるほどにインスリン分泌が少なくなっているわけではない、と考えました。
現在は糖質摂取は少ない(15g/食程度)ですから膵臓に負荷をかけすぎていることはないと思います。しかし、弱った膵臓が頑張っているのに、インスリン抵抗性が高く体の細胞がインスリンを有効活用しないのは残念です。
長年の糖質の取りすぎで体がインスリン抵抗性を強めてバランスを取っていたのが、1年足らずの糖質制限ではまだインスリン抵抗性が正常まで戻っていない、そんな気がします。(素人仮説です)
算数の上では、インスリン抵抗性を改善できれば空腹時血糖値は改善できることになります。
その方法、改めて考えることにします。
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