糖尿病治療に間欠的ファスティング-やってみる価値ありかもしれません

くるくるさんから紹介していただいた、脂質制限で糖尿病が治る(かも)、と主張する医師のブロブに間欠的ファスティングが紹介されていました。

間欠的ファスティングというのは、週に一日とか、朝食だけを抜いて、夕食後16時間とかの小刻みな間欠的ファスティング(断食)です。

 

この医師の発案ではなく、The Obesity Codeなどの著者Dr. Jason Fungの発案のようです。Dr. Jason Fungは、脂質制限ではなく糖質制限肯定派で、糖質制限に加えて間欠的ファスティングを行うことが糖尿病治療にも効果あリ、と主張されているようです。

間欠的ファスティングを紹介している英語のサイトを、日本語に訳して紹介しているサイトを見つけました。糖質制限肯定派の医師のホームページです。サイトはこちら。日本語に訳してくれているのはありがたいです。

ちなみにオリジナルの英語のサイトが、日本以外の国では糖質制限は糖尿病治療として認められているのかで紹介したスウェーデンの医療従事者を中心にしたサイトです。

間欠的ファスティングが糖尿病治療に効果的な主な理由として以下の2点がわかりやすくなるほどそうかもしれない、と思いました。(以下,素人の雑な理解ですので、かつゆっくり吟味もしていないので、不正確な部分もあり得ます。悪しからず)

 

体脂肪(含む内臓脂肪など)がインスリン抵抗性の原因になるとの話をよく目にします。

臓器の異所性脂肪は肥満型でなくても蓄積しインスリン抵抗性が生じ、かつ減らすのが難しいといわれています。前からちょっと気になってはいました。

間欠的ファスティングはその対策になるかもしれません。

 

①体脂肪の減少→インスリン抵抗性が減少する

食べる時間(含む消化吸収する時間)は、インスリンが上昇し血糖値が上がり、エネルギー源としてブドウ糖を燃やし、脂肪を貯蔵しましす。

食べない時間は、インスリンが低下し、エネルギー源としてブドウ糖ではなく脂肪を分解し脂肪を燃焼します。

食べない時間に脂肪を減らすことができます。食事を食べ終わってから12時間たつと体は完全に「貯めない時間モード」=「ファスティングモード」になり、脂肪が分解されます。

12時間以上食べない時間を作ることで脂肪燃焼による脂肪の減少が期待できます。朝食を抜くだけでも前日の夕食から昼食まで12時間以上の食べない時間を確保することができます。

②基礎代謝は減少しない

カロリーを少なくするダイエットは、ある程度継続すると体が少食に対応して基礎代謝が減少します。

そうなると体重は減らないし、ダイエットをやめると基礎代謝が少なくなっているからリバウンドが大きくなることになります。

間欠的ファスティングは週に1、2回行うもので、これまでと同じ量を食べます。そのため、基礎代謝が減少することはありません。

内臓脂肪や異所性脂肪を減少しインスリン抵抗性が減少するなら、私の血糖コントロールにも効果があるかもしれません。

いくつか気になる点はあります。

・本当に間欠的ファスティング脂肪燃焼→インスリン抵抗性減少が生じるのか、生じるとして血糖コントロールに影響があるほど大きな効果なのか

・肥満対策と糖尿病対策が合わせて効果ありとされているので、これが有効だとしても、効果があるのは肥満型の人だけかもしれない

・朝食を抜くのを週に1,2回なら容易に実施可能。しかし24時間の「食べない時間」が週1、2回必要なのであれば、結構大変かもしれない。

・私の場合、すでにスポーツに明け暮れていた40年前の高校時代の体重を少し下回っていて(BMI21.5くらい)これ以上の体重減少が起こると、私の場合、健康に良くないかもしれない。ただ、ひょっとするともう少し痩せると血糖コントロールにプラスに働く可能性はある。

などです。

気がかりもありますが、この方法を試してみてもよいかなと思うのは、血糖値上昇をする方法ではないので、その面でリスクが少ないこと、ファスティング自体は健康に良さそう(少なくても悪くはなさそう)ということです。

当面本業が多忙で余裕がないので、少し仕事が落ち着いてから、やり方などを調べて試してみようと思います。

コメント

  1. tama より:

    私の場合(BMI22)に限ってですが、間欠的ファスティング(週1回、24H)を3か月程度行ったことがありますが、確かに早朝空腹時血糖値は低下しました。しかし食事による糖質摂取後の血糖値上昇に特段の改善が見られなかったことと、三石巌氏の言われるカラダを構築する材料は新しい物が良いとの考えに納得したことにより止めました(オートファジーがどうのとかの考え方もあるようですが)。今は夕食から次の食事(朝食は食べないので昼食です)までの時間を空けるようにしています。(早朝空腹時の改善効果は不明)

    リブレ装着で判明したのは就寝時から朝の覚醒時にかけてダラダラと血糖値が低下し、起床してから職場(ストレスかも)での午前10時頃までグングンと上昇して行きます。 

    • ホリデー より:

      tamaさん
      実際にもうやってみたのですね。貴重な情報ありがとうございます。
      今やっていらっしゃる夕食の次は昼食、というのも間欠的ファスティングに入るようですよ。
      参考にさせていただきます。三石巌氏は名前だけ聞いたことがありますが内容しりません。そのうち勉強しようと思います。

      起きてから10時ころまで血糖値が上がる、というのもなんだか私と似ているような気がします。
      またいろいろ教えてください。

  2. 匿名 より:

    ホリデーさんと血糖値の動向がとても似通っていて他人の気がしません(笑)
    同年代ですし、糖質制限導入の経緯も、カーボカウントな日々さんを参考にされたこともです。
    あ、それと頻回の血糖値測定もです。
    今後とも参考にさせていただきます。
    よろしくお願いいたします。

    • ホリデー より:

      多分tamaさんですね。
      血糖値の傾向が似通っているということなら、参考になることも多いかもしれませんね。
      これ同じ、とかこれは違う、とかまたコメントください。お待ちしています。