糖質制限とカロリー制限、どちらを選ぶ?

熱は下がったものの、風邪が治りきらず血糖管理も十分にできず、また、運動もあまり出来ていません。
はやく風邪が治ってほしいものです。、

糖質制限とは

糖質制限とは、食事で摂取する糖質の量を制限するという意味ですが、その定義は定まっていないようです。とる文字度落ちにオーソライズされた定義はないようです。
江部先生の定義は
1日当たり
スーパー糖質制限  30~60g  1食当たり糖質10~20g以下
スタンダード糖質制限  70~100g  2食糖質制限 継続しやすい
プチ糖質制限  110~140g 夕食のみ糖質制限 糖尿病には向かない
ということです。また、主食だけを抜いて摂取する総カロリーが少ないと失敗するとも指摘されています。
ほかにも山田悟先生の提唱する1回の食事で糖質20g〜40g糖質制限食 などもあります。
ところで、食品の中でエネルギーの元となるたんぱく質(Protein)・脂質・(Fat)・炭水化物を3大栄養素と呼びます。炭水化物は糖質と食物繊維に分けられます。炭水化物のうちエネルギーのもとになるのが糖質です。(カロリーとはエネルギーの単位です。)糖質をとらないでカロリーを確保するにはタンパク質と脂質の摂取を増やすことになります。

糖質制限に対する日本糖尿病学会の見解

日本糖尿病学会2013年の提言では、「総エネルギー摂取量を制限せずに、炭水化物のみを極端に 制限して減量を図ることは、その本来の効果のみならず、長期的な食事療法としての遵守 性や安全性など重要な点についてこれを担保するエビデンスが不足しており、現時点では 薦められない。」と言っています。この提言をもとに、日本糖尿病学会は糖質制限食を認めていないといわれているようです。この提言はネットPDFで掲載されているので読んでみるとよいと思います。
なんだかはっきりしないです。原料を図るためではなく糖尿病の治療としての糖質制限についてはその是非を含めて触れていない、総エネルギーを制限したうえでの炭水化物制限について触れていない、と理解しました。糖尿病の治療として総エネルギーを上での糖質制限が有効なのかを専門家として見解を出してほしいものです。

なぜ糖質制限に決めたのか

・江部先生のブログによれば、先生の病院で糖質制限により2000以上の効果の出た症例があるようだ。これは数字の規模として信頼性が高そうに思える。
・食後高血糖により合併症を引き起こす血管の障害が生じる、というのが通説になりつつあるようだ。2型糖尿病の場合は糖質1gで血糖値が3mg/dL程度上昇するらしい。日本糖尿病学会の推奨するカロリー制限食だと私の場合1800~2000カロリー/日。内糖質60%だと90~100g/一食。とすると一回の食事毎に血糖値は270~300上昇することになる。
・糖尿病の薬の多くはすい臓に鞭を打ってインスリンの分泌を促すもの。これにより追贈はさらに疲れてそのうちインスリン注射が必要になるようだ。
・糖尿病学会は安全性のエビデンスがないと言っているが、糖尿病学会の基準のカロリー制限と投薬で合併症を発症する例は多いようだ。これは糖尿病学会の治療では糖尿病は治らず、むしろ悪くなるというエビデンスがあるということではないか。(ただし症状が悪くならない例もあるだろうから、糖尿病学会の方針通りの治療で合併症を引き起こす比率と、糖質制限で合併症を引き起こす比率を比較しないとどちらが合併症を起こす危険が大きいのか判断はできませんが)

当初はこのような判断をしました。

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