カーボカウントを知る-糖尿病対策の指針を得た!

糖質制限への迷いと不安

「糖質制限」と「カロリー制限+高強度筋トレ」のどちらかに迷いつつも江部先生の本も購入してスーパー糖質制限を行いながら、本当にこれでよいのか、という迷い・懸念・不安は強かったです。糖尿病の普通の治療である「(投薬)+カロリー制限の食事療法+運動療法」に逆らって、素人が自己判断で糖質制限を行うわけですから、本当にこれでよいのか、と疑う態度はむしろ必要だと思います。が、不安を抱えながら、というのは心地よいものではありません。余裕時間はネットで情報を集めていました。
そのころの考えは
・血糖値が高いと合併症のリスクが高まるからとにかく早く血糖値を下げたい。
(発覚時 食後1.5Hrの血糖値308 HbA1c9.6 というかなり悪い数値なので)
・血糖値の数値より、平均の血糖値を示すHbA1cのほうが指標として使われるらしい。
・インスリン注射や飲み薬でHbA1cが問題ない数値でも合併症を発症したり悪くなることはある。
・食後高血糖が合併症に影響するようだ。
・食後血糖値は、健常者なら140以下、合併症予防では180(諸説あり。というか明確な基準はなさそう)。2型糖尿病の場合、糖質1gで血糖値3上昇。私の場合は空腹時130として、一回の食事でとることができる糖質は 180=130+(3×16.7)。これを信じれば、糖質スーパー制限しかない。
・「カロリー制限+高強度筋トレ」の考え方によれば、糖質制限は耐糖能(血糖値を大きく上げない食事での糖質処理能力)は良くならない、かえって悪くなるといわれている。確かに江部先生のブログでは耐糖能がよくなったという症例はあまり見当たらない。糖質制限を続ければ血糖値は上がらないのだからそれでよいのではないか、というのが基本的考えのようだ。糖質制限で本当に良いのだろうか

カーボカウントを知る

カーボカウントな日々 http://castela.blog104.fc2.com/ というブログにたどり着き、ああこれだ、と指針を得たような気がします。
カーボカウントとは直訳すると炭水化物の量を測定するということですが、糖尿病の治療では、インスリン注射を行う人が食事でとる糖質から血糖値の上昇を予測し、食事前に注射するインスリンの量を調整することで血糖値をコントロールするという治療方法として使われ方をしているようです。血糖値の上昇やインスリンの効き方には個人差があるようですから、自分の場合にはどうか、ということを自分で血糖値を測定して把握する必要があります。

カーボカウントを応用する

カーボカウントな日々の著者のカステーラさんはこのカーボカウントを、2型糖尿病患者が血糖値コントロール(主に食後血糖値)に活かそうとされています。血糖自己測定(SMBG)を行うことで、どの程度糖質をとっても大丈夫そうかが予測できるほか、運動でどのくらい血糖値を下げることができるか、など血糖値コントロールのより正確に行えるようになります。

糖質制限や運動が食後血糖値にどのくらい有効なのかをほぼリアルタイムで確認できることは、自分のやっていることの安心材料になりそうです。また、数字を見ながら問題のないと思われる範囲(例えば食後血糖値が180を超えないようにするとか)で糖質をとることもできるので、自分の対処の指針にもなりそうです。
さらに、「糖質制限」か「高強度筋トレ+カロリー制限」か、の2項対立で悩んでいたわけですが、カーボカウントしながら糖質摂取量をコントロールし、筋トレや有酸素運動も行いつつ糖尿病の改善を行うことができているカステーラさんの方法は、自分の指針にもなると思いました。
残念なのは2016年3月からブログが更新されていないことです。症状も改善してブログのネタがなくなったのかもしれません。目指したいところです。

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