糖尿病発覚時の方針-糖質制限で血糖値を下げる

2017年11月10日、血液検査の結果でかかりつけの医師から「糖尿病、薬を出すから2週間後に来て」と言われ検査結果を手渡されました。いきなり投薬であったためかなり悪いのだろうと考えました。家に帰りすぐにネットで情報を集めようとしました。
最初は、検査結果の血糖値検査結果の308mg/dLがどの程度なのかを知りたかったので、「血糖値 300」から検索を始めました。その日は10時間以上ネット検索したり考え込んだりしていて記録を残していないのですがその日考えたことを整理すると以下のようなことです。

糖尿病の程度について

・308mg/dLというのはかなり悪い数字である。ベットに空きのある専門病院を受診していたら入院を勧められたかもしれない。
・この数字では一生治ることがなく糖尿病と付き合い続けるしかない
・すでに合併症が起こっているかもしれない。この数字のままでは合併症を生じる危険性が高いようなので早急に血糖値を下げたほうがよさそうである

どうすればよいのか、についての情報

・江部先生のブログから糖質制限の考えを知りました。血糖値を上げるのは糖質であるから糖質をとらなければ血糖値は下がる(これはあまり異論がなさそうだ)、カロリー不足で糖質制限が失敗することがあるから、脂質とタンパク質でカロリーはとらないといけない(脂質とタンパク質中心の食事には問題ありとする説も多いようだ)
・糖質制限は危険であり、糖尿病学会は認めていないようだ。糖質制限を唱えているのは、江部先生を含め糖尿病の専門医ではない人が多そうだ。
・糖尿病学会では、糖質60%で総カロリー制限の食事を推奨しているようだ

その日の結論

結論:明日から糖質制限をする。
理由:脂質とタンパク質過剰には問題があるかもしれないがないかもしれない。説が対立している。高血糖のままで合併症の危険があること、糖質をとらなければ血糖値が改善することも間違いないようだ。糖質制限は1,2か月でも効果が現れるようだ。脂質とタンパク質中心の食事に問題があったとしても1、2か月で問題が出る可能性は低いのではないか。なぜなら脂質とタンパク質の過剰の程度は、その程度の過剰摂取の人はいるのではないか、と思われる程度になりそうだから。まずは糖質制限をして血糖値を下げてそれから次の手を考えよう。

まずは糖質制限を行ってみることにしました。江部先生のブログの内容がわかりやすく説得力があったと感じたからなのですが、正しいと言い切れる根拠がないことも自覚していました。医学知識のない私には血糖が高くなるメカニズムも糖質をとらなければ血糖値が上がらないのがどうしてなのかのメカニズムもわからないので糖質制限の妥当性の判断ができません。江部先生の説は、自分が糖質制限でうまくいっている、患者もうまくいっている、という論にも見えて、仮説を立てたり推論には有効でも十分な検証にはなっていないかも、と思ったわけです。
江部先生の説に異論を唱えようとしているのではなく、素人の私は、その時点で仮説の段階で、いわば自分を実験台として人体実験を行おうとしようとしている、それにまずはかけてみよう、そんな風に考えました。

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