糖尿病改善には糖質制限より脂質制限?

糖尿病改善には糖質制限ではなく、厳重な脂質制限であるという主張をする医師のホームページの情報を教えてもらいました。

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いただいた情報

くるくるさんから、以下のコメントをいただきました。

こんにちわ。はじめてコメントいたします。
私も2型糖尿病で、闘病中です。かつては私も糖質制限をしていて数値は安定したものの、なんだかが思わしくないし、体重も減らなくなり、どんどん筋肉が減って脂肪が増えていってるようなので1年ほどでやめました。そしてそのうち好きなもの飲み食いしているうちにまた悪化(笑)今は薬を飲んでいます。
それから、食事療法について、栄養代謝について、糖質制限について調べまくりました。最近、鹿児島の鈴木内科クリニックの院長のブログに出会いました。鈴木先生も糖質制限のセミナーをやるくらいの推進派だったようですが、何かがおかしいと思われ始め、そしてご自身も糖代謝が悪化してしまったのに気づかれ、学びなおされたようです。そして王城さんと同じく「糖尿病改善には糖質制限ではなく、厳重な脂質制限である」という結論に至っておられるようです。私も今、脂質制限・高食物繊維・全粒穀物摂取と筋トレを実践し体重減少と糖代謝の改善を実感しています。
https://ameblo.jp/suzukiclinic/entry-12381453739.html
人それぞれ、合った対処法は違うと思いますが、ご参考までに。

糖質制限が合わない人も実際にいるんですね。貴重な情報です。
くるくるさん、ありがとうございます。

今のところ私は糖質制限で体調は悪くなっていません。しかし、良くなった感もありません。(高血糖が原因と思われる眠気やのどの渇きはなくなりましたが)
自分の状態を今後も観察する必要があります。

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脂質制限を主張する医師のホームページから

 

加工せずに掲載します。アンダーラインと太字は私が気になった個所です。

耐糖能が低下してしまった人が耐糖能を改善させるための方法は、当然のことですが治療食ですので極端といえば極端であり、また中途半端ではうまくいきません。
糖尿病学会が勧める炭水化物と脂質の割合は60%と25%ですが、これは標準的な和食が基準となっており、このレベルでは低脂質とはいえません。
これでは全く不十分であったようです。
したがって中途半端で効果が出なかったため、血糖コントロールだけが目的化し、薬物治療に重点が置かれたため、合併症の進行を防ぐことが難しかったのだと思います。
その中で、糖質制限は対症療法としてであっても、確かに従来の糖尿病の食事療法よりはメリットがあったと思います。
しかしながら最近の研究成果で、糖尿病の本質的な原因が脂質にあることが明らかになりつつあり、そして脂質割合を10%前後にまで控えた低脂質食が、実際に臨床的に糖尿病に効果があることが証明されている以上、あとは個人差や病歴の長さによってどこまで改善するかまだはっきりしていないことはありますが、対症療法の糖質制限より根治を目指す食事療法を選択するのは当然のことではないでしょうか?
すべての糖尿病の人が可能であるとはもちろん考えてはいませんが、糖尿病はコントロールするという時代から、すみやかに治すという時代に今後変わっていくかもしれません。
糖質と脂質の二つが過剰になって代謝の異常がおきているとき、糖質を控えることはどちらも過剰なままよりはましでしたが、本来控えるべきは脂質の方であったというのが、今の自分の見解です。

私が気になるのは、
「糖尿病の本質的原因が脂質にある」とはどういう意味で、何を根拠に言っているのか
「明らかになりつつある」という表現は、後で指摘されて何とでも言い訳のできるあいまいな表現である
「臨床的に効果があることが証明されている」とはどんな証明なのか
など、素人の私が知らないことばかりです。
糖質制限が対処療法で、脂質制限で根治できる、が事実であればすぐに私もそうしたいと思います。

脂質を減らして糖質を取った際の食後高血糖にはどう対処すればよいのか?具体的な方法を知りたいですね。
この方は生活習慣病の開業医ということなので、主張の根拠を事実に基づいてわかりやすく説明してほしいこと、この方法でよくなった患者の事例を多く紹介していただくこと、をお願いしたいところです。

コメント

  1. モン吉 より:

    ホリデーさん、こんばんは

    糖質制限と耐糖能の関係は以前から云われていましたね
    それについては江部先生がブログで何度か取り上げておられますので
    貼り付けておきます。2017年2月1日の記事です。
    以下、すみませんが長文になります。

    >こんにちは。
    糖質制限食実践中の耐糖能検査について説明しておきます。
    75g経口ブドウ糖負荷試験実施前3日間は、150g/日以上の糖質摂取が、日本糖尿病学会の推奨となっています。

    糖質制限をあるていどの期間続けた正常人が、いきなり、ブドウ糖負荷試験あるいは糖質一人前摂取で、耐糖能低下のように見えるデータがでることが、時にあります。
    私見ですが、これは、追加分泌インスリンを出す必要がほとんどない糖質制限食を続けていた場合には、糖質摂取に対して、β細胞が準備ができていない状態であった可能性があります。
    従って、150g/日以上の糖質を3日間摂取することで準備を整えてから検査をすると、β細胞の準備ができているので、もともと正常型だった人なら耐糖能が普通に戻ると思われます。

    スーパー糖質制限食実践でβ細胞は休養できていて、なおかつ血糖コントロール良好ですので、高血糖によりβ細胞が障害されている可能性はありません。
    ですから、β細胞のインスリン分泌能力も準備さえ整えば、正常に作用すると考えられます。
    つまり、正常人が糖質制限中にいきなり糖質摂取したとき、一見耐糖能が低下したようなデータが出ることがありますが、これは本当にβ細胞が障害されて耐糖能が落ちたのではないので、心配ないということです。

    糖質制限食実践者においては、食後高血糖によるβ細胞の障害はないので、本当にインスリン分泌能が低下するということは考えられません。
    一方、私、江部康二の場合は、β細胞はすでに何割かは壊れている糖尿人です。
    壊れたβ細胞は決して元には戻りません。

    それで2002年糖尿病発覚以来、2017年現在まで、足かけ16年、スーパー糖質制限食を実践しています。
    検査データは全て正常で合併症は皆無です。
    従って江部康二の耐糖能は、見かけ上ではなく本当に低下していますが、糖質制限食を続ける限りは、正常人です。
    一方、糖質を摂取すれば糖尿人です。
    人類は狩猟・採集時代の700万年間は糖質制限食です。穀物食(高糖質食)は農耕後の1万年間だけです。
    どちらが人類にとって自然な食事であるかは明白です。 糖質制限食は人類本来の食事であり、人類の健康食です。
    私はこのように思いますので、一生、美味しく楽しく糖質制限食を続けて、健康ライフを維持していきたいと思います。

    以上、江部先生のご意見です。
    もし耐糖能が少しくらい低下していても、糖質を摂らなければ血糖値は上がらないのですから
    私は問題ないと思っています。月のうちお寿司を食べたり、カレーライスを食べたり、
    お好み焼きを食べたりしますが、血糖値が200位になっても、月に数回のことですから
    私は問題ないと思って、この12年間やってきました。
    私自身は糖質制限12年目ですが、耐糖能が落ちているようには感じていません。
    先生も仰られているように、正常な細胞がどれ位残っているかによるのではないでしょうか?
    そこは一人ひとり状態は違うと思います。
    これは自分で色々やってみて、自分に合う方法を見つけ出す以外にないのではと思います。

    又、私は糖質制限食については、糖尿病だけにこだわっていません。
    糖質制限食により、ガン等色々な成人病の予防、アンチエイジング、うつ病など精神疾患の改善効果、アトピーの改善、体重の適正化、体力がつく、血液の正常化等、実践者から沢山の効果が報告されています。
    仮に少しくらい耐糖能が低下しても、それ以上のメリットが多くあると思います。
    後は自分で考えて、どうするかを決めるしかないと思います。

    医師のブログの脂質制限については、ホリデーさんも指摘されておられるように、糖質、脂質、タンパク質の割合が書かれていませんし、患者さんが脂質制限によってどう変化したかも書かれていません。よく云われるエビデンスがありません。
    アメリカ国立衛生研究所の発表のようですが、この発表を受けて、実際どれ位の病院がこれに取り組んで、どれ位効果を上げているのでしょうか?
    それが分らなければ、せっかくのこの発表もこんな治療もありますよ程度になってしまいますね。

  2. painn より:

    ホリデーさん こんにちわ!

    また 糖質制限と 耐糖能 などの 悩ましいお話を取り上げてくださり有難うございます。
    日々 迷いに迷って 糖質を制限したり 高血糖を見て 激しく動揺したりしています。

    ただ 思う事は、糖尿病でも 白米150g位(お茶碗一杯)を普通に食べて
    糖尿病と付き合っている方もいるし

    (私の父は30歳台から50年間 糖尿病ですが 全く家族と同じ物を食べて 服薬してきまして酷い合併症にはなっていません。現在認知症で、コントロールなし A1c7%台84歳)

    糖質制限を厳しくして ご飯が食べれなくなる という さびしい事が 嫌だな。と思っています。耐糖能が悪くなる。

    紹介されていた お医者さんのブログをみても 糖質を食べる様にしたら
    食べれるようになった、という事が書いてありました。その方の状態は不明。運動は多くしている。自転車60km走るなど。

    私も最初は 高血糖を恐れず 薬を飲んでも 玄米などの食物繊維の多い 炭水化物を少しずつ多く食べていこうかと 思いました。

    支離滅裂なコメントですみません。
    私は今血糖コントロールの為 糖質を控えています。 玄米 炭水化物はほとんど食べていません。
    でも 糖尿病でも 炭水化物食べてきた方は、食べれるようになっておられるので、
    どうなの?
    食べれるようになりたい。なら 食べていった方がいいのでは、、、、
    という 風に 迷っています。 悩ましいです。
    取り敢えず 朝 オートミールを 大匙1杯から 食べているのですが。 

    ほんとに 支離滅裂ですみません。 どうすれば 良いのでしょうかね❣

    • ホリデー より:

      painnさん
      お父様も糖尿病だったのですか。合併症がなくてよかったですね。

      painnの悩みは私ととても似ているような気がします。合併症は怖い。糖質制限で防げそうだけれども、さらに糖質を受け付けなくなるのは怖い。あわよくば、膵臓が回復して健常な人に近く糖質を取れるようになりたい。そのためには糖質を取ったほうがよいという話がある。でも糖質を取ると血糖値が上がって合併症が怖い、、、。私の頭の中はぐるぐる回ります。
      最近、少し自分の考えは落ち着いてきたので、ぼちぼち記事にしますね。

  3. くるくる より:

    こんにちわ!前回コメントさせていただいたくるくるです。

    いろんな情報があふれてて、何が正しいのか悩みすぎてストレスで血糖値上がりそうです。
    鈴木先生はブログではあまり文献紹介されてませんが、かなり熱心に勉強されてる感じがします。
    この先生は「ボーンブロスで痩せる」という本を今年出しておられ、その本もどちらかというと糖質制限スタンスですし、過去記事を読むと患者さんにも積極的に糖質制限を指導されてたようですから、シフトチェンジには勇気が要ったことと想像されます。
    脂質制限有効に関する文献は王城恋太さんのブログにかなりたくさん紹介されてます。
    たとえばこのエントリーとか
    https://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-894.html

    私は今、NHK出版の「食事のためで死なないために」という本(マイケル・グレガー博士)を読んでいますが、その「病気編」の糖尿病の章にも、2型DMの原因は脂肪であり、脂肪摂取へ減らせば減らすほどインシュリンの働きが改善するとはっきり書かれてて、参照文献も付いてました。

    私自身は、おそらく20年前くらいから糖尿病で、20キロほど減量して運動して(カロリー制限で)、検診でA1cは5.5-5.8くらいだったので医者にかからずにいましたが、5年ほど前に6を超え、それでもそのままにしていて、2年前に糖質制限を知り、一年間実践しました。
    体重は最初減っただけでその後はむしろ増えて、明らかに内臓脂肪が増えていくのを実感。
    肉食べ放題でしたから思い切り食べてました。体調もなんだか悪くなっていきました。
    人参や玉ねぎさえも避けて、肉やソーセージやチーズを多食するのが本当に健康的なんだろうか?と疑問に思い、市販の糖質制限パンやスイーツに添加物が多いのも気になりましたし・・a1cは6まで下がりました。
    でもこんな食事続けたら別の原因で死ぬんじゃないだろか、なんて思い、少しづつ
    糖質を取る生活に戻し(ロカボ程度)、そのうち油断してお菓子やスナックも食べるように
    なってしまい、一年後にA1cは7.2に。
    こりゃもう医者に行くしかないと覚悟を決め、今年一月からメトホルミンとマリゼブを飲み、6月にマリゼブをカナグルに変えてもらいました。
    そして、脂質を制限し、菜食中心(野菜と全粒穀物とフルーツ)の生活を初めて3週間ほど。
    時々肉と魚(脂がないもの)を食べます。体重は4キロ落ちました。
    7月20日の検査ではA1cは6.0でした。
    先月2週間リブレを付けて血糖値モニターしてみましたが、概ね良好なコントロールでした。
    体調も気分もよく、甘いものやジャンクフードへの欲求が消えつつあります。

    糖質制限でずっと健康的な生活を送れる人もおられるのでしょうが、私はとても一生続けられない(年老いて自炊ができなくなったらどうすればいいのでしょう。)と思いました。
    糖質制限論争も最近は宗教論争みたいですし、バックには拡大をつづける糖質制限ビジネスがあるんじゃないかと思えるし。
    エビデンスといえば、人類がもともと肉食だったというエビデンスはありません。(私はクリスチャンですが、聖書によれば人間は菜食中心の雑食です。)ケトンだけで生きれるならなぜ体は糖が不足すると必死に糖新生するのか・・・などなど疑問はたくさんあります。

    とりあえず私はこのまま菜食中心の食生活を続けてみます。また検査結果ここでお知らせさせてください。

    • ホリデー より:

      くるくるさん
      ご自身の詳細な経過をお知らせいただきありがとうございます。
      こういう情報、本当にありがたいです。
      まさに人それぞれ、なので。
      記事にさせてもらいますね。
      私なりの感想も記事にしてみたいと思います。

  4. くるくる より:

    ホリデーさま

    レスありがとうございました。
    プラントベースダイエットについて調べてて、この記事を見つけました。2年ほど前のものですが。
    engineer-on-a-diet.blogspot.com/2016/01/blog-post_11.html

    こういうロジックもあるようです。

    私が思うに、糖質制限はそれほど食いしん坊ではない人にはいいのかもしれません。
    必然的にカロリーロスになり、体脂肪が減って、体調も改善するでしょうから。
    私のような大食いで食い意地の張ったデブ(笑)は、肉類無制限って言われれば
    ほんとにアホほど食べてしまうのです。
    今思い返せば、大好きなご飯が食べれない悲しさを肉やチーズや低糖質スイーツの
    爆食で紛らわしていたのかも。だから体脂肪は増えるばかり、体調は悪く、頭は回らない、
    という状態でした。
    糖質制限中に、新米が出たので炊き込みご飯を炊いて、たまに一杯くらいはいいよね、
    って食べて、その後血糖値測ったら200越え。
    糖尿病は全然治ってないし、一生ご飯食べれない体になったのかと落ち込みました。

    今はまず野菜をいっぱい食べて、それから主食という食事ですが、意外なほどつらくないです。私は肉を我慢するより、ご飯我慢するほうがつらかったんだな、ってわかりました。
    NGだったフルーツも毎日たくさん食べてます。じゃがいもも罪悪感なしに食べれるし!
    気のせいかもしれないけど、体の中が浄化されて、健康になってく感じがします。
    また報告させてください。

    • ホリデー より:

      くるくるさん

      情報ありがとうございます。
      健康になっていく感じがあるというのが何よりですね。
      本当に食事パターンは人それぞれなのだと改めて思いました。