夏休みにもかかわらず、本業の企画書作りが忙しく、ブログの更新をさぼっていました。久しぶりの更新は曙現象についてです。
暁現象についてはこれまで2度記事にしていますが、自分の場合についてかあるのかないのか、はっきりせず、また血糖値測定して確かめてみました。
1度目の記事での結論は就寝前と起床時の平均がそれほど変わらないので、暁現象は起こっていない、と判断しました。
(平均血糖値:夜129.1 朝127.9 n=29)
空腹時血糖値が下がらないのは暁現象か
2度目の記事では、多分起こっているのだろう、と結論付けました。
朝の血糖値対策-暁現象?
根拠は、起床後の朝食までの血糖値の上昇と、朝食後の血糖値上昇が糖質摂取量から想定する値より高いことです。
バーンスタイン医師の記述も参考にしました。
血糖値降下薬を使っていても使わなくても、朝食後の血糖値上昇を防ぐことはほかの食事のあとよりも通常困難である。・・・・・私は朝食ではほかの食事の半分の炭水化物を勧める。あなたの体は暁現象のため、たぶん自分が産生するインスリン、あるいは注射したインスリンのいずれによっても起床後約3時間は反応しない(血糖値が下がらない)だろう。
暁現象は、成長ホルモンやコルチゾールなどのインスリン拮抗ホルモンの血中濃度が早朝4時頃から上昇して血糖値を上げる現象です。
そこで、夜中や明け方にトイレなどで目が覚めた時に血糖値測定を行ってみました。
測定1 | 測定2 | 測定3 |
4:30 116 | 3:00 117 | 5:00 119 |
7:30 127 | 7:00 123 | 6:00 129 |
わずかですか、3回ともに早朝から朝に向かって血糖値が上がっています。
やはり、暁現象は起こっているようです。
バーンスタイン医師は朝食の炭水化物量を朝食夕食の半分(6g)にするようにと言っています。
ふと、では朝食を取らなかったらどうなるのだろう、と思い、実験してみました。
3:00 | 123 |
8:00 | 125 |
10:00 | 127 |
11:00 | 125 |
11:40 | 117 |
夜中の血糖値が低くないので、暁現象があるのかないのかはっきりしませんが、私の場合は120台半ばまであがった血糖値がキープされてそれ以上には上がらないようです。
1回の実験なので断定できませんが、まあこの程度なら薬を飲んで押さえなくても良いか、という気がしています。薬嫌いなので。
でも、糖新生を抑えるメトフォルミンが体に合えば、空腹時血糖値を下げることができてよいのかもしれません。次回受診時に主治医に相談してみようと思います。
それにしても、私の場合、糖質を取ればきっちり1ℊあたり3程度血糖値が上がることが多いし、空腹時血糖値は良くても110台半ばですから、ブログで見るほかの人たちの状態より膵臓は弱っているようです。残念ながら。とはいえ、薬を使わずにHbA1c6.0ですからとても悪い、ということでもなさそうですが。平均的な2型糖尿病患者なのでしょうか。
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