しらねのぞるばさんのブログ【別館】に、パスタでの食後血糖値上昇とその解釈の記事がありました。その記事によれば、血糖値が170[=尿糖閾値]くらいを越えると,糖が尿にあふれ出てくるとのことです。(これは以前もぞるばさんのブログで指摘がされていたことですが)
また、脂質は食後血糖抑制剤 との記事もありました。
尿糖あふれや脂質の量についてはあまり考えていませんでしたので改めて、ここ何度か記事にした幸楽苑のラーメン+餃子と食後血糖値について考えてみました。
幸楽苑のラーメンの脂質・タンパク質・炭水化物量
幸楽苑のホームページに掲載されている情報を参考にしました。
塩野菜たんめん | 餃子(6個) | 私の食事(推定) |
たんぱく質 28.2g 脂質 29.55g 炭水化物 97.44g | たんぱく質 8.2g 脂質 16.33g 炭水化物 29.03g | たんぱく質 32g 脂質 35g 糖質100g |
餃子は1人前6個の半分の3個を食べています。糖質量は炭水化物の80%としてみました。
脂質もそこそこあります。
食後血糖値と尿糖あふれ
尿糖あふれの閾値である血糖値170のラインを加えて、3回の食事(塩タンメン+餃子3個)の食後血糖値をグラフにしてみました。
下のグラフの点線が170のラインです
食後2時間から2.5時間までは、概ねこの170のライン前後で推移しているように見えます。
170を超えたところで尿糖あふれにより血糖値上昇が抑制されているのかもしれません。
結果の解釈
脂質の影響について
脂質の影響は、脂質の量を変化させた食事をしてみないとなんとも言えないのですが、これまでの自己血糖測定の感覚論としては確かに脂質の影響もあると思われます。
私の場合、実感値として感じているのは脂質の影響より、ご飯は同じ糖質量でも血糖値が急上昇する、です。これはそのことを実証することを目的とした実験をするつもりはないのですが、自分の通常の食事と血糖値上昇の傾向は糖質量だけでなくいろいろな角度で把握しておいた方がよいかも、と改めて思いました。
合併症のリスク
糖尿病患者としては、血糖値がどれだけどのように上昇・変化するかを知ることが目的ではなく、自分の健康に害のない(≒合併症のリスクがない)食事を把握し、安心して楽しく食事をすることが重要です。
その観点から、食後血糖値が160~180程度(以内)に収まっていれば、たまにはラーメンはOKにするか、と思っていました。
尿糖あふれが好ましくないのであればラーメンは食べないとか、食べたら血糖値上昇を抑えるために食後の運動を必ず行うなどの対策をした方がよいのか、少し気がかりになってきました。食後血糖値と合併症リスク、基準と根拠がもっと明確になるとよいのですが。
ところで、
しらねのぞるばさんのブログは、別館も大変貴重な情報が掲載されていて本当にありがたいです。
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