メトホルミンを休止した理由ーその2

前回の記事では、私がメトホルミンを休止した理由を2つ書きました。

・自己血糖測定の結果、ある程度の血糖値抑制効果があると考えられるが、合併症予防に効果ありと言えるほどではないかもしれない。

・どんな薬にも副作用はあり得るので、あまりの飲みたくないという私の考え(論理的思考というより価値観に近いかも)がある

この二つは今日書く内容よりはまだ筋が通っていると思います。

3.糖質制限食(+軽い運動)でも長期的には期待できるかも

私の血糖コントロールは、ほとんどが糖質制限食によるものです。運動はしたりしなかったりですが、糖尿病発覚前よりは運動しているので少しは運動も貢献していると思います。

この生活で血糖コントロールが数年維持できれば、メトホルミンを使わなくても糖新生が減るかもしれない、との淡い期待があります。

根拠は、このブログにコメントしてくれたモン吉さんやしらねのぞるばさんが、数年間の中長期的な期間で改善したご自身の事例を教えてくれたことです。もちろん個体差もありまた生活(食事や運動の内容など)も異なりますから、あくまで近居のない淡い期待ではあるのですが。

4.メトホルミンが糖新生を加速する?

空腹時血糖値を高める糖新生が糖尿病患者の一部になぜおこるのかは置かるのかわかりませんが、体の恒常性維持の機能が何らか間違えて血糖値を高く維持するようなメカニズムになってしまったのではないか、そんな気がしています。当然のことながら医学的な根拠はありません。

自分の朝の血糖値が125程度をピークにしてそれ以上は上がらないことから、どうも私の恒常性維持機能は「朝は血糖値を125まで上げるぞー」と認識しているのではないかと思うわけです。そのように恒常性維持機能が認識したのが少なくとも数年にわたる高血糖状態であってとしたら、良好な血糖コントロールが数年続けば、「血糖値は100程度まで上げれば十分だ!」と認識を変えてくれるのではないか、そんな妄想をしています。

メトホルミンを飲むと糖新生は抑制されますが、それは恒常性維持の意思をメトホルミンが変えているのではなく、強制的に糖新生を抑えているだけです。メトホルミンに抑えられている反動で恒常性維持の意思や機能はかえって必死に血糖値を上げようとしているのかもしれません。メトホルミンを休止した直後、わずかではありますが起床時血糖値はメトホルミン使用前より上がったように思います。(2週間程度の平均値で3~5ですからたまたまという事も十分考えられます。)

少なくとも、メトホルミンは糖新生を抑える体に変えてくれるわけではなさそうなので、自分の血糖コントロールにメトホルミンが必須であるとしたら一生飲み続けることになります。どうもそれも気が進まないなあ、といったところです。

 

 

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コメント

  1. しらねのぞるば より:

    薬を使わないで済めばそれにこしたことはありません.また最適の食事療法・運動療法も もちろん人それぞれです.(糖尿病学会も『患者ごとに個別化された食事療法が必要だ』と昨年気づいたようです)

    そうであるなら,『どう考えても自分が糖尿病でなかった時代』のバイオマーカー(身長・体重・健康診断のすべての検査項目)に 近づいているかどうかを 判定尺度として,自分に最適な方法をRefineしていけばいいのではないでしょうか.

    • ホリデー より:

      ぞるばさん
      そうですね。糖尿病発覚以前の7年間健康診断をうけていないことと、それ以前は特に健康の問題がなかったので健康診断の結果を保管しておらず、健康な時のデータがないのが問題といえば問題です。