朝食後の血糖値上昇

しらねのぞるばさんが、

起床時の血糖値は高くないのに,しかも食事も摂っていないのに,午前中 血糖値が上昇する現象

について記事にしてくれています。ありがたいことです。

さて、こちらはここのところ、私の血糖値の特徴について書いています。

今回は朝食後の血糖値です。

私は、朝食後の血糖値は昼食、夕食に比べ上昇が大きいです。

バーンスタイン医師の Diabetes Solution に、以下の記述があります。

朝食後の血糖値上昇を防ぐことは自ほかの食事よりも通常困難である。・・・・私は朝食ではほかの食事の半分の炭水化物を勧める

この記述を読み、これは2型糖尿病の場合の一般的な特徴なのだろうと考え、私は朝食時には糖質10g以下にするように気をつけていました。
ちなみに昼食、夕食の安全範囲は15gなのですが、その半分となるとコントロールするのが厳しそうだから、という実行上の理由です。

食後の血糖値測定をコンスタントに行うようになって半年(糖尿病発覚半年から1年くらい)の血糖値上昇は概ね以下の様でした。
・10~15gの糖質摂取で160~180程度まで上昇(15gで160の時もあれば、10gで180の時もあるといった感じです)
・糖質をほとんどとらなくても(0~5g程度)140~150にはなる

対策として朝は可能な限り糖質を取らないこと、、できるときには食後に散歩をすることを心がけていました。

現在は少し数字は改善していますが、糖質をほとんどとらなくても140程度になることがあることは変わっていません。(頻度は下がっています)
朝食後の血糖値は、昼食、夕食より糖質量当たりの血糖上昇が大きいのに加えて、不安定である、ということはずっと変わっていません。

この朝食時の血糖値上昇は、他の患者の方も同様なのでしょうか。それとも人によって異なるのでしょうか。
起床時血糖値が夜寝る前より高くならない、起床後空腹時血糖値が食事をとらなければ上昇しない方は、もしかすると、朝食と昼食、夕食の血糖値上昇に違いがないのかもしれない、そんなことを思ったりします。
また、バーンスタイン医師の書籍にあるということは、糖質制限による対処をしている場合のみの特徴なのか?と思ったりもします。

これまで糖質量だけを意識してきましたが、蛋白質も血糖値上昇に影響しているのかも、とふと思ってちょっとした実験をしてみました。

実験1回目

起床時血糖値 110
すぐにプロテイン20gと牛乳100CC(合計 蛋白質20g 糖質5g)をのむ

1時間後 138

実験2回目

起床時血糖値 108
すぐにプロテイン25gと水100CC(合計 蛋白質20g )をのむ

一時間後 138

なんと、私の場合は、糖質量に関わらず、蛋白質で血糖値上昇するようです。
(蛋白質全般か、プロテインが特にそうなのかはわかりません)

朝食で糖質をほとんどとらなくても140程度になるのは、蛋白質の影響もあるのかもしれません。

タンパク質でもインスリンが分泌されるらしいので、食後血糖値を上げない+インスリン分泌量を減らすには、脂質たっぷり、タンパク質も減らしたケトン食がよい、ということになるのでしょうか。今のままでもそれほど悪くはないのか、対策をするべきなのか思案中です。

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