2型糖尿病は同じ病気なのか。共通の対処方法はあるのか

2型糖尿病と言っても人それぞれで、一つの病気と言えるのかも疑問であり、また治療(対処)方法も人それぞれなのではないか、だんだんそう思うようになってきました。
そんなふうに思うようになった経過を記事にしてみます。

糖尿病発覚時、何らか参考になることはないかと患者ブログを探していた時の基準は、HbA1cが似たような数字であることと非肥満であることでした。

発覚時にHbA1cが9.6で、合併症の可能性にかなり焦っていたため、が6%台の人の情報を見ても、その人の方法で9%台のHbA1cが下がるかどうかわからない、そのように感じました。
また、やせ型と不満型ではどうも違いそう、ということは発覚時から漠然と思っていました。

そこで、検索してたどり着いたのが、カステーラさんの「カーボカウントな日々」というブログでした。
カステーラさんは発覚時、HbA1cが9.3 BMIが22.9で私とデータとしてよく似ていると思いました。そして半年後にはHbA1cが5.0、ほほ緩解状態に至っています。自分もそうなれるかも、と期待しました。
カステーラさんは、カーボカウントの考え方を2型糖尿病に応用し、食事の糖質量と血糖上昇を様々な
食品で試しながら、食後血糖値が200を超えないように糖質量をコントロールする+食後の運動で血糖値上昇を抑える方法を実践されていました。
とても分かりやすく納得できたこともあり、真似をすることにしました。

私の方針は
「食後血糖値のピークが180を超えないように食事の糖質量と食後の運動で血糖コントロールする」
を目標に対処しました。この基本方針は今も変わっていません。

今、何とか5%台で血糖コントロールできているのは「カーボカウントな日々」のおかげです。

しかし、残念なことにカステーラさんは半年後にはHbA1cが5.0、ほほ緩解状態に達していますが私は、半年後にはHbA1cは6.0、糖質量に対する血糖値の上昇は糖質1gあたり血糖値上昇3でほぼ変化なしでした。
何が違うのだろうと、改めて「カーボカウントな日々」を読み、発見しました。

2型である私の場合、1回の食事の炭水化物量が40g以内なら食後の血糖値はまず200を超える事はありません。おおむね150前後で抑えられるはずです。しかし、炭水化物量が70gを超えると、食後の血糖値もほぼ間違いなく200を超えます。

糖質量に対する血糖値の上昇が明らかに違っていました。
この記述は、糖尿病発覚3か月後に書かれているので、発覚後血糖値測定し始めた当初からこの程度であったのだ糖と想像されます。
仮に糖質40gで血糖値150、糖質70gで200とすると、その差から糖質1gの血糖値上昇は(200-150)÷(70-40)=1.66となります。
発覚当初からこの程度であったとすると、私とは症状が異なる、と考えたほうが良いように思いました。

カステーラさんの場合は、

方法論としてのカーボカウントがご自身に適したこと×糖尿病の状態が軽度であったこと→緩解

ではないかと思います。

私がHbA1cが5.0にならない、緩解しないのは、カステーラさんのやり方の真似方が悪いから、ではなく、

糖尿病の状態がカステーラさんほどには軽度ではなかったと考えるのが妥当ではないかと思っています。

コメント