起床時血糖値

2型糖尿病と言っても人それぞれ、の続きです。

糖尿病発覚、糖質制限と食後の運動をはじめて半年でHbA1cが9.6から6.0まで改善したのはよかったのですが、そのころから気になりだしたのが起床時血糖値です。

ネットで2型糖尿病患者のブログを見ると、起床時血糖値が2桁の数字であるのをしばしば見かけます。食事療法がなんであるかによらず、うまくいっている人は起床時血糖値が二けたになっているようです。
私の場合は、起床時血糖値は105~115、食事をとらない場合2時間経過すると125になりそれが数時間維持されます。

朝の血糖値上昇の原因として暁現象(Dawn Phenomenon)が有名です。明け方から朝9時ころにかけて血糖値が上昇する現象で、成長ホルモンが影響しているとされているようです。
しらねのぞるばさんからは、起床後に上昇していることから、起床後交感神経が活性化することで、血糖値を上昇させるホルモンが分泌されている可能性を教えてもらいました。
グルカゴンの反乱が、起床時のみ怒っているのかもしれません。
いずれにしよ、何らかの刺激により糖新生が行われて血糖値上昇しているようです。

原因が知りたい気もしますが、それより私に効果的な対策方法はないのか、そこが知りたいところです。

朝の血糖値対策として、主治医から「夕食後の筋トレで朝の血糖値が下がった人がいる」ときいてやってみましたが、私の場合効果はありませんでした。
寝る前にバターを食べると暁現象が抑えられる、とのインターネット情報を見て、しばらくやっては見ましたがこれも効果はありませんでした。
前日の夕食の時刻や糖質量が影響する可能性があると思って自分のデータを眺めてみましたが、傾向は見つかりませんでした。

自分の朝の血糖値を見ていると、糖質制限は「血糖値を上げないが、下げない」と感じます(あくまで私の場合)

朝の血糖値を下げる、起床後の血糖値上昇を防ぐ何かよい方法がないのか、これはずっと続く課題になるのかもしれません。
一方で、これが自分の特徴ではあるが、血管を痛めるような高血糖でもないので、気にしなくてもいいのではないか、そんなことも思います。

平均血糖値に近いHbA1cは、朝の血糖値が下がればさらに改善しますし、血糖測定器で二けたの数字を見たほうが気分はよいので、できれば何とかしたいものです。

ちなみに、頓服として使用しているSGLT2 阻害薬(ジャディアンス)を服用した初日の翌日の朝は、ほぼ90台の数字が出ます。
「初日の」とつけてあるのは、数日間連続して服用すると、2日目以降は100絵を超えることがしばしばある(と言っても過半は90台ですが)からです。

コメント

  1. しらねのぞるば より:

    この現象について,その後もいろいろ調べております.

    睡眠から目覚めたときに,血糖値にかかわる現象だけではなく,人体ではいろいろなことが同時並行で起こるのではないかな と思っています.

    私も,起床時に高い 普通の暁現象,それが治まったと思ったら,空腹でも血糖値が上がる 第二の暁現象, なんだかんだで 5年くらいはいろいろ試行錯誤しました.

    そういえば最近は起こらないなぁ,と気づいたのは かなり最近です.

    • ホリデー より:

      ぞるばさん
      コメントありがとうございます。
      是非、そのうち記事にしてください。期待してお待ちします。

      5年くらい試行錯誤したということは、改善に一定の時間は必要、ということなのかもしれませんね。

      想像というより妄想ですが、私の場合、高血糖状態が数年以上続いて体が125前後の血糖値を維持しようという意思を持っているのではないか、そんな気がします。これが改善するとしたら、血糖コントロールがよくなることで、体がそこまで血糖値を上げなくてもこいつは大丈夫だ、と体が思ってくれた時ではないか、それにはかなりの時間がかかるのではないか、と思ったりもしています。