糖尿病患者が気になる検査項目の追加、体重、血圧です。
血圧は当初から全く関心外(高血圧は他人事と思っていました)、体重は減らないようには気を付けていましたが、体重を落とそうと思ったことはありませんでした。とはいえ、しらねのぞるばさんから体重を落としたら、とのアドバイスもあり、考えたほうが良いのか、検討用なのでしょうか。
血 圧
糖尿病ネットワークのよれば、糖尿病の人の40〜60パーセントが高血圧をち、これは糖尿病でない人の約2倍なのだそうです。
糖尿病による高血糖も高血圧も血管を痛めやすいので、併せ持つと動脈硬化、糖尿病合併症のリスクが高まると思われます。
高血圧の原因としては、塩分の取りすぎ、肥満、ストレスなどが言われています。遺伝的要因も原因になるようです。
高血圧を放置すると狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、脳出血になりやすく、また動脈硬化が原因による病気の原因にもなります。
血管の損傷による問題として糖尿病と共通しています。肥満やストレスは高血糖の原因にもなりやすいこともあり、糖尿病と親せきのような関係なのかもしれません。
血圧の基準値
最大血圧(収縮期血圧) | 最小血圧(拡張期血圧) | |
高血圧 | 140以上 | 90以上 |
正常(至適)血圧 | 120未満 | 80未満 |
低血圧 | 100以下 | 60以下 |
但し、高血圧は国際的な基準値がありますが低血圧は明確な基準はないのだそうです。
体 重
肥満は糖尿病の原因になります。
2型糖尿病でインスリン抵抗性が生じている場合、肥満を改善するとインスリン抵抗性も改善され糖尿病の血糖コントロールもよくなります。
アメリカでは2型糖尿病は肥満によるインスリン抵抗性によるものがほとんどで、インスリン分泌不足は例外ようです。ですから様々な食事療法が認められているのは、継続できる食事療法で摂取カロリーを減らし肥満が解消すれば血糖コントロールもよくなるからと考えられそうです。
日本人の場合は、肥満でない2型糖尿病も多いようです。
体重の基準値
BMI値で判断します。
BMI=体重÷身長÷身長
世界保健機関(WHO):BMI 18.5~25がNormal range
日本独自の基準としてBMI=22とされている
糖尿病ネットワークによれば「日本人の糖尿病患者の平均BMIは23程度」
そもそも個人の適正体重だどの程度なのかをBMIで一律決めることができるのか疑問ではあります。
私の検査結果
体重 | BMI | 血圧高 | 血圧低 | |
17/11 | 76.0 | 22.9 | 136 | 90 |
17/12 | 77.1 | 23.3 | 125 | 85 |
18/01 | 74.0 | 22.3 | 117 | 80 |
18/02 | 72.1 | 21.8 | 106 | 68 |
18/03 | 71.8 | 21.7 | 102 | 62 |
18/04 | 71.5 | 21.6 | 90 | 60 |
18/05 | ||||
18/06 | 70.5 | 21.3 | 96 | 58 |
18/07 | ||||
18/08 | ||||
18/09 | 69.9 | 21.1 | 98 | 68 |
18/10 | (67.8) | |||
18/11 | 67.7 | 20.4 | 98 | 62 |
18/12 | ||||
19/01 | 68.0 | 20.5 | 90 | 58 |
19/02 | ||||
19/03 | 67.8 | 20.5 | 94 | 52 |
19/04 | ||||
19/05 | ||||
19/06 | 67.6 | 20.4 | 98 | 60 |
体 重
私は30代半ばから運動不足もあり体育会系でベスト体重だった高校時代(72㎏)から5~6㎏太りましたがそれでも人生最大のBMIが24以下です。肥満体質ではないと思います。ただし、5㎏の増加が問題であった可能性はあり得ます。
今現在は40年前の高校時代のベスト体重より下回っていますがこれは、筋肉の減少によるものです。高校時代はマッチョとは言えませんが、スリムなジーンズは吐くのがしんどいくらいに足に筋肉がありました。この年齢(今年60歳)でどれだけ筋肉を増やせるかわかりませんがもう少しなんとかできれば、とは思っています。
素人考えですが、2型糖尿病と言っても、肥満体質の方(太ることができる方)の方とは食事療法へのアプローチが違ってよいように思っています。
糖尿病が発覚し糖質制限を行ってから、カロリー不足にならないように最初の3か月ほどは毎食の毎日のカロリーを大雑把ですが計算していました。カロリー不足にならないように当初はバターをなめたり、オリーブオイルを飲んだりもしていました。
糖質制限を始めて半年たったころ(18年の5月か6月頃)から、70㎏でほぼ変動がなくなり、19年9月のハワイ旅行で2㎏減少し、その後は1年間67.5~68kgの間で維持されています。特に何も気をつけたりはしていません。どちらかといえばカロリー不足にならないように十分に食べるようにしています。
インスリン分泌やインスリン抵抗性から考えると、さらに一段と体重を落とした方が血糖コントロールが改善するのかもしれません。
インスリンのデータからはもう少し太ってもよいような気がします。特異体質なのか、それとも「グルカゴンの反乱」が著しい 病態なのか、あるいはこのようなことも2型糖尿病にはよくあることことなのか、何ともわかりません。何の根拠もありませんが体重はこれ以上減らさない方が良いのではないかと思っています。
血 圧
もともと低血圧気味で、高血圧は気にしたことはなかったのですが、データを纏めてみると糖尿病発覚時にはやや黄色信号だったようです。
コメント
なるほど,すでに BMI=22をはるかに下回っているのですね.とするとこれ以上やせる必要はないですね.
であれば,残る問題は午前の血糖値だけなので,メトホルミンの量は変えずにただ飲むタイミングを起床時にしてみるというのはどうでしょうか?
しらねのぞるばさん
確かに、その手がありますね。
やってみてもよさそうです。
ただ、そこまでやる必要があるのかという気もします。
効果を期待するとしたら朝起床時110の血糖値が1~2時間で120まであがることを抑える、ということになりそうですが、120までの上昇を薬で抑える必要があるのだろうか?そのままでもよいのではないか、とも思ったりします。