DPP4阻害薬(ネシーナ)とSGLT2阻害薬(ジャディアンス)とメトホルミン

ブログタイトルが 薬いらずの糖尿病治療 でありながら、薬を3種類使用しています。なぜ使用しているのか、使用してどんな効果を感じているのかを書いてみます。

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「薬いらず」にこだわる理由

結論から言えばこれは私の価値観です。正しい、正しくないではありません。

私の母親には、薬の副作用で体に一生治らない不具合があります。そのために本人も心地よくないですし、また、認知症で施設に入っていますが、入ることのできる施設も制限されています。

薬の副作用が出た時、医師は薬を変えただけです。その診療科では対応できなかったので新たに別の病院に行って治療を受けなければなりませんでした。

薬の副作用が出た時、それはすべて患者が「責任を負う」ことになります。治療費だけなら何とかなっても、一生続く体の不具合も患者の「自己責任」です。ここでいう「責任」は、誰がその結果を引き受けるのか、という意味で使っています。

医師を責めることはできません。副作用を医師の責任にされては、医師は薬を出すことができなくなってしまいます。

そもそも、薬よいうのは人間の自然な体の反応ではない反応を強制的に起こすものですから、副作用があって不思議はないと思います。強い効き目がある薬ほど副作用があるのが一般的ではないでしょうか。

合理的に考えると以下になります。

薬の効果 > 薬の副作用 ・・・ 薬を使用
薬の効果 < 薬の副作用 ・・・ 薬を使用せず

問題は薬の効果も副作用も個人によって異なること、使ってみないとわからないことです。

更に、糖尿病薬の場合、10年、20年の長期間の副作用の有無は検証されないままに発売される一方で、そもそも効果があるのか(合併症を防げるのか)については必ずしもエビデンスがなかったりするので、

使いたくない、が私の価値観です。

とはいえ3種類の薬を使用していますので

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DPP4阻害薬(ネシーナ)

使っている(選択した理由)

食後血糖値のピークを下げる効果を期待して、頓服的にかつ、SGLT2を補強するものとして使っています。

積極的使用ではなく、当初処方されたものが余っているので使っています。

糖尿病発覚時に受診した近所の内科医、その後受診した比較的近所の糖尿病専門医、ともにネシーナを処方されました。
ネシーナは武田薬品の薬です。私の住んでいる地域では武田薬品のシェアが大きいのかもしれません。

糖尿病発覚時の血糖値が308(朝食後1.5時間程度)だったものが約1週間の糖質制限で132(朝食後1.5時間程度、糖質5~10g)になったので、薬なしでやれそうだと考え、約2週間の服用でネシーナの服用はやめました。
合併症予防の観点からは、血糖コントロールが良好になるまで服用継続の方が妥当かもしれませんが、その当時は医師への反発心も強かったのだと思います。

DPP4阻害薬の効果

一般情報

薬の効果(実際にどの程度の効果があるのか)は、患者には明確には提示されず、かつインターネットでもなかなか見つけることができません。
以前、ネット検索して
・食後の血糖値を20~30程度下げる
・HbA1cを0.7~0.8程度下げる
との情報を見た記憶があります。(出典不明です)
ただ、食後の血糖値を20~30程度下げるを参考にHbA1cを計算してみると、HbA1c の低下は0.3程度になります。ですので、上記の情報は信頼性なしです。

合併症予防効果
2013年のNew England Journal of Medicine に、DPP-4阻害薬の心血管疾患に対する効果を検討した二つの大規模ランダム化比較試験の結果が出ており、それによれば、プラセボと合併症予防効果が同等(=効果がない)とのことです。
それ以降の研究はあるbのかもしれません。

http://www.medi-gate.jp/selection/common_sense201505/

副作用
便秘、発疹、下痢、肝機能障害、腹部膨満感、腹痛、吐き気 など
「DPP-4阻害剤は、低血糖のリスクが少なく使いやすい、という評価がある一方で、まだ使用実績が世界的にも少なく、新しい作用機序の薬剤で未知の副作用、重大な副作用を懸念する声も多くあります。」
(全日本民医連ホームページより)

厚労省 重大な副作用などで添付文書改訂指示 DPP-4阻害薬関連4製品に急性膵炎を明記(2018/3/20)

*副作用の程度は、素人には上記のような断片情報しかわかりません。医師に聞けばたぶん「副作用はごくまれである」との回答になるのでしょうか。「あなたは副作用は出ないから絶対に大丈夫」とはさすがに言わないと思います。

使用した効果の実感

食後血糖値のピークを10~20程度下げるような気がします。ただ、そもそも糖質摂取量が少ないですから1食で糖質100gとればもっと効果は大きいのかもしれません。
空腹時血糖値へは影響を感じたことはありません。

SGLT2、メトホルミンについてなど、続きはまた記事にします。

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