筋トレ後の食事と血糖値上昇について記事にしていますが、その食事に使っているのはオートミールです。
筋トレ後の食事で血糖値上昇が抑えられるのは筋トレ効果だけではなく、オートミールの効果もあるかも、と考え実験してみました。
ブドウ糖錠剤では、糖質24gで血糖値のピークは196でしたが、
筋トレ後のオートミールは35gでピークが160程度です。
オートミールは低GI食品(GI値55)で、血糖値を上げにくい食品とされています。
GI値とは血糖値の上昇スピードを表したもので、このGI値が低ければ低いほど血糖値が上がりにくいということになります。
オートミール40g(糖質24g)で実験してみました。
・オートミールはふりかけと塩を振って味付け。ふりかけの糖質は1g程度で今回は無視
・ブドウ糖錠剤のときと同じく昼食前に実施
実験前の仮説は、
・ブドウ糖錠剤よりは血糖値上昇のピークが低く、かつ上昇のスピードは遅い。その分、加工のスピードも遅い、です。
ブドウ糖錠剤 | オートミール | |
糖質量 | 24g | 24g |
0分 | 114 | 114 |
30分 | 184 | 139 |
45分 | 179 | 179 |
60分 | 196 | 176 |
75分 | 184 | 192 |
90分 | 170 | 170 |
105分 | 149 | 162 |
120分 | 129 | 154 |
・ピークの血糖値はほぼ同じ
・オートミールは血糖の上昇し始めが遅く、その分下降が遅い
・血糖値の上昇面積(縦軸に血糖値、横軸に経過時間を取った時の、上昇分の面積)はおおむね同じ程度と推定される。
でした。
ということは、これまでの筋トレ後の血糖値上昇の抑制は、食品(オートミール)の影響ではなく、筋トレの影響であることがほぼ確定しました。
血糖値のピークが低いことを想像していたのでちょっとした驚きでした。
実験のために、血管を傷つける180を超えたは、残念でした。
糖質量が少ないと他の要素(例えば体調とか血糖測定の誤差とか)の影響が大きくなるので、この手の実験では、血糖値が180近くになるような、一定ボリューム以上の糖質量で行いたいのですが、私の場合は、20gまでのようです。これではなかなか比較実験はできなそうです。
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