「プラントベースホールフード」の食事療法による糖尿病治療が効果的なのか、アマゾンでその評判を調べてみました。
ニールバーナード博士の糖尿病逆転プログラム
Dr. Neal Barnard’s Program for Reversing Diabetes: The Scientifically Proven System for Reversing Diabetes Without Drugs
トータルレビュー920
5つ星 68%
4つ星 12%
3つ星 8%
2つ星 5%
1つ星 7%
5つ星のレビューを読むと、血糖コントロールが改善された、肥満が改善されたというレビューは多いです。これは効果がありそうに思えます。
自分の場合に役立つか、とみて気になるのは、HbA1cが比較的高くない(6%後半から7%台)患者で、肥満、糖尿病と診断を受けてすぐ、という人のレビューが多く、やせてインスリン抵抗性が改善されれば解決、という人が多そうに思いました。(そうでない例ももちろんありましたが)
これは、そんな人が糖尿病治療に取り組む米国の糖尿病患者の最頻値(多数の人)であることを表しているのかもしれません。
ふと思いついて、そのほかの書籍はどうなのだろうと検索してみました。
検索は、
amazon.com で、カテゴリーはbooks 検索ワード diabetes と入力しました。
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ニールバーナード博士の書籍は2番目に出てきました。
一番目に出てくるのは、
糖尿病コード:2型糖尿病の予防と逆転
The Diabetes Code: Prevent and Reverse Type 2 Diabetes Naturally Paperback
by Jason Fung (Author)
この本は、低炭水化物食と間欠的ファスティングでの糖尿病対処です。
トータルレビュー374
5つ星 91%
4つ星 4%
3つ星 1%
2つ星 2%
1つ星 2%
この著者は Obesity Code(肥満への対処)を先に出版して、もっと売れているようです。
評価はとても高いです。 ニールバーナード博士の書籍よりレビュー数は少ないですが。
この2つの書籍の評価を見ると、まったく対極の方法がどちらも支持されている(有効である)と考えられそうです。
糖質制限もPBWFどちらも効果あり、ということでしょうか。
またふと思いついて日本はどうだろうと検索してみました。
日本のアマゾンの本のカテゴリー、検索ワード:糖尿病 です。
並べ替えは、アマゾンおすすめ商品 です。
検索結果との1ページ目で、レビューが100以上あったのは一冊だけ。
糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版(日本糖尿病学会)
トータルレビュー104
5つ星 60%
4つ星 23%
3つ星 13%
2つ星 1%
1つ星 3%
これも高い評価です。
ということは、日本糖尿病学会推奨のカロリー制限も糖尿病治療に効果的ということでしょうか。
それとも、レビューの高い評価は、治療効果とはあまり関係がないのでしょうか。
アマゾンの評価が高いことがその方法の効果を示すものではなさそうです。
特に対極の方法どちらも高評価ということは、この評価でどちらが良いとは言えない、と理解してよさそうです。
PBWFも、糖質制限+間欠的ファスティングも、日本糖尿病学会推奨のカロリー制限も、人によっては有益であり得ることを示しているというのが結論です。
一方的な情報だけで判断してはいけないということも示唆していると思います。
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