糖尿病糖質制限に患者が考えたこと1-開始したとき

糖尿病発覚15か月、ブログを開始して13か月、自分の糖尿病食事療法など糖尿病関連情報の見方も随分変わってきているような気がします。感じていること、考えていることをあれこれ記事にしようと思っています。

まずは2型糖尿病治療の糖質制限を始めた時の考え、です。

何度も書いてはいますが改めて書いてみます。

糖尿病発覚日に江部先生のブログを中心に見た情報で糖質制限を開始しました。
その時に私なりに理解したことを要約すると、

・糖尿病は合併症が怖い。目が見えなくはなりたくないし、足を切断するのも透析になるのも避けたい。血糖値308ではすでに合併症が始まってるかもしれない。何とかしなければ。
・(カロリー制限と薬、インスリンでは)糖尿病は治らず、徐々に進行する。合併症になる可能性は高い
・糖尿病は血糖値が高いことが問題。血糖値を上げるのは糖質だけなので、糖質制限なら血糖値を上げないので、合併症が防げる。
・糖質制限で蛋白質が増えると、腎臓に負担がかかるリスクがある。脂質の取りすぎでも問題が生じる可能性がある。

結論として、
・とりあえず糖質制限をやってみる。やってみて効果がなかったら、あるいは腎臓や脂質に関する検査が悪くなったら糖質制限をやめればよい、と考えて糖質制限を始めました。

糖尿病治療の糖質制限のロジックを整理すると

合併症の原因は血管の損傷による(と推論できる)。
食後の高血糖と血糖値の変動の大きさが血管を傷つけることがわかっている

食後の血糖を上昇させるのは糖質摂取である

糖質摂取しなければ、食後高血糖と血糖値の変動を防ぐことができる

です。これは理にかなっていると感じました。

合併症の原因が食後高血糖であるのかはあくまで仮説である(原因の一つではありそうと思いますが)
蛋白質でも血糖値は少しは上昇する
など細かく突っ込むところがないわけではありませんが。

もう一つ、江部先生のブログを見て、特に患者からの報告や相談を読んでいて、これはデータとして分析したわけではないですが、信じられそうだと感じました。

「私はこれで成功した」という主張があって、私も成功しているという例をたくさん見せられる、という広告手法が良くあります。最近のインターネットでは少し手が込んで嘘っぽく見せない工夫がしてあったりするものもあります。

江部先生のブログには、糖質制限に批判的なコメントも載っているし、うまくいっていないケースの報告や相談もあるし、うまくいっているケースもこれは本当っぽいなあと思えたことも、糖質制限を始める決断にプラスに働きました。
(これはあくまで私の感覚論です)

一方的な論調の主張は、一応は疑ってみてよいのではないかと思います。

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