1月の検査結果です。自己血糖測定のデータも併せて整理してみました。
こんな経過の人間もいるので、何らか参考にしていただければと思います。
ちなみに、薬は頓服としてのSGLT2阻害薬(これまでに5日×2回)、当初のDPP4阻害薬2週間、昨年12月にメトフォルミン250㎎を2週間ほど服用です。
食事療法は、一貫して糖質制限(一食15gまで、筋トレを行うときは25~30gですから、一日50~60gを当初から実施)
運動は当初4か月ほど食後の散歩を中心に一日1回以上実施、その後半年運動はさぼって、10月からタバタ式インターバルトレーニングと軽い筋トレを概ね一日交替で実施しています。
クリニック | 自己血糖測定 | ||||
HbA1c | 空腹時血糖値 | 起床時血糖値 | 件数 | 標準偏差 | |
17/11 | *308 | ||||
17/11 | 9.6 | *132 | |||
17/12 | 8.6 | *158 | |||
18/01 | 7.3 | 126 | |||
18/02 | 6.8 | 126 | 134 | 14 | 15.0 |
18/03 | 6.1 | 124 | 127 | 23 | 7.7 |
18/04 | 6.0 | 126 | 130 | 28 | 9.9 |
18/05 | 121 | 28 | 7.9 | ||
18/06 | 6.0 | 125 | 118 | 18 | 7.1 |
18/07 | 120 | 30 | 4.8 | ||
18/08 | 122 | 24 | 6.9 | ||
18/09 | 6.0 | 130 | 116 | 18 | 5.7 |
18/10 | 108 | 28 | 9.1 | ||
18/11 | 5.9 | 126 | 110 | 29 | 6.3 |
18/12 | 105 | 27 | 6.9 | ||
19/01 | 5.7 | 126 | 108 | 28 | 5.1 |
*は、食後1.5時間値
1月はHbA1cが5.7になりました。6.0の半年の足踏みからまた改善が始まりさらに改善するのか、それともたまたまの結果でまた6.0に戻るのかそれはわかりません。
少しはHbA1cが下がるのかもしれない、とは思っていました。食後血糖値のピークが少し下がったような気がしていたためです。
ただ食後血糖値は食事の糖質量も厳密にはわからないこと、脂質の量などによってもピーク値が変わること、前後の運動の有無など血糖値に影響する要因が多いので、数値で変化を示すことが難しいです。
クリニックでの血糖測定、2月以降は同じクリニックなので朝起きてから2.5時間後9;30位の測定で、9月以外は見事に安定して124~126、ほぼ126で固定といってもよさそうです。
私の体は朝食をとらなくても血糖値を126に維持するべく血糖値を高める仕組みになっているようです。
そこまで血糖値を上げなくてもよいことにそのうちそのうち体が気が付いてくれるとよいのですが。
素人考えですが、数年間の高血糖状態で、空腹時血糖値はこのくらいが良い(125くらい)、と体が思思ってしまっているのではないか、と想像しています。
最近2,3か月の自己血糖測定では、起床時が100でも110でも、2時間くらいで125になりそこで上昇が止まります。
自己測定の起床時血糖値は徐々に下がってきているようにも見えます。糖質制限は空腹時血糖値にも好影響を与えるのかもしれません。
江部先生のブログでは数か月で空腹時血糖値が2桁になった事例も報告されているのをよく見かけるので、私の場合は糖尿病発見が遅くかなり膵臓が弱っていてこれ以上はなかなか下がらないのかもしれません。
昨年の3月までは食後はなるべく散歩をするなどして食後血糖値を上げないように運動をしていましたが、HbA1cが6.0になってから気が緩んで運動をさぼっっていました。
9月の受診でインスリン抵抗性があることが判明してそれをきっかけに半年さぼっていた運動を10月から再開(タバタ式インターバルトレーニングと筋トレ)しました。
といってもそれほどハードではないですが、継続はしています。もしかしたら空腹時血糖値の改善は運動の効果かもしれません。
とすると、運動をやめるとまた悪くなるのかもしれません。運動も体質改善とも言えますが、血糖コントロールの対処療法とも言えるような気がします。
ここまでの数値の変化は事実ですが、その原因は推測に過ぎないので今後どうなるかはなんともわからないのが“真実”です。
美味しく楽しく糖質制限、に加えて、楽しく運動継続、が当面の私のテーマです。
コメント
>私の体は朝食をとらなくても血糖値を126に維持するべく血糖値を高める仕組み
膵臓のβ細胞にアラートが鳴るトリガーは,126を越えた時ということですね.
手元に生化学の教科書(ハーパー生化学 原書30版)がありますが,この本には 1000頁にわたりびっしりと人体内部でひとときも休まずに行われている生化学反応が詳述されています. 数えたことはありませんが,おそらく数万の化学反応式が解説されているのでしょう.しかもたぶんこれですべてではなくて,まだ人類には未知の生化学反応は この何百倍もあるでしょう. とすれば,これだけの膨大な化学反応が平衡に達した結果が,血圧・血糖値・心拍数・呼吸数・各種ホルモン濃度….なわけですから,外部から何か変動要因があったとしても,すべての化学反応が新たな平衡点に達するのはかなり時間がかかるのも当然ではないかと考えております.
そこで ホリデー様のここまでの経過と,昨年11月12日に記事にあげていただいた私の血糖値推移とを見比べますと,平均血糖値よりもむしろ標準偏差の差が目立ちますね.私の場合,まず標準偏差が12以上から半減し,それから1~2年して血糖値に高い値が出なくなりました. ホリデー様の場合,まだ標準偏差が25以上あります.ということは,測定していなかった時間帯でもやはりそれくらいの血糖値変動が起こっていると推定されますので,ここが落ち着いてくるのを見定めればいいのではないかと思います.
数百万台の化学反応設備を設置した 巨大な化学工場(人体)で,突然 納入される原料のロットが変わった(糖質制限)からといって,すべての生産設備の運転条件をその変更に対して最適化完了するのには,やはり相当の時間がかかるのではないだろうか,と私は解釈しております.
しらねのぞるばさん
コメント、ありがとうございます。
コメントをいただいて気付きました。件数と標準偏差の項目名を間違がえていました。
直しておきます。
失礼しました。
ホメオスタシスという現象はわかっていてもその要素をすべて分解して理解することなどとてもできない、ということですね。
一方、数万にも及ぶ化学反応式が解明されているのであれば、コンピューターを使ってシミュレーションする、というアプローチもできそうな気もしますが、
はじめまして。ブログを色々参考にさせて頂いています。
アキュチェックパフォーマが良さそうなので、日本版?のアキュチェックstメーターを購入したのですが、コントロール液での精度確認が必要のような事を説明書で見ました。
コントロール液での精度確認をされたことありますか?必要なんでしょうか。
もしお分かりでかれば、教えてください。
コントロール液は使ったことがないので全く知りません。
使わなくても問題なく使用されているということですかね?ありがとうございます!
コントロール液、無料であれば使ってもよいとは思いますけど、明らかにおかしいかどうかがわかるだけだと理解しているので、それは普通に測定すればわかると思っています。あくまで私の場合は、ですが。
なるほど、一応前の測定器がまだあるのでちょっと比べて見ようと思います。ありがとうございました。
まゆべ 様;
私もSMBGを使い始めた頃は,結構気になってコントロール液(較正液)で頻繁にチェックしておりました.血糖値=100のコントロール液で,105とか97とかの数値が出ます.つまり100のコントロール液で100という表示は出ません.考えてみれば,測定器の誤差・再現性自体が±15%くらいあるのですから,これは当然.しかもコントロール液にも使用期限がありますから,これでは何を調べているのかわからないと気づき,やめてしまいました.
とんでもない値が出たら,別のSMBGでもう一回測定するのが一番だと思います. 2台のSMBGが同時に故障してしかも同じような異常値を表示する確率はほぼゼロでしょうから.
ホリデーさん、こんばんは
HbA1cが5.7と改善おめでとうございます。
6.0からの改善はかなり日数がかかると思います。
以前書込み致しましたが、6.0(旧JDS5.6)からは私の場合
0.5下げるのに1年半位かかりましたので、ここからは長期戦ですね。
起床時血糖値は少しずつ下がっておられますので、1年以内に起床時は100を
切るのではないでしょうか
それにつれて、空腹時血糖値も下がるような気がします。
モン吉さん
ありがとうございます。
おめでとうございます、と言われるほどのことではないと思いつつ、でも伝えていただくとうれしくも思います。
モン吉さんも似たような状況を体験されているので、5.7を見た時の私の気持ちがわかっていいただけるのでしょうね。
起床時の血糖値2けた、が当面、実現したいことです。
これはあせらず、日々の生活を続けることが課題です、